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PS5 Proは、多くの人にとってはいりません。通常のPS5との価格差は2026年4月の改定後で4万円以上あり、ディスクで遊ぶならディスクドライブを別に買う必要もあります。その差額に見合う変化を感じられるのは、4Kのテレビやモニターで、画質や動きのなめらかさにこだわって遊ぶ人です。
この記事では、ソニーの公式発表で確かめた数字だけを使って、PS5 Proと通常版の違い、ディスクドライブが別売りであることの注意点、PS5 Proがいらない人とある方がいい人を順に書きます。
結論:4Kの画面で画質にこだわる人以外はいらない
先に結論です。PS5 Proは、通常のPS5で遊べるゲームをより高い画質やより安定した動きで遊ぶための上位モデルです。遊べるゲームそのものが増えるわけではありません。
| あなたの状況 | PS5 Proは必要か | 理由 |
|---|---|---|
| フルHDのテレビやモニターで遊んでいる | いらない | Proの画質の強みを活かしにくい |
| 遊びたいゲームが遊べればいい | いらない | 遊べるゲームは通常版と同じ |
| ディスク版のゲームを多く持っている | いらない寄り | ドライブ代を足すと価格差がさらに広がる |
| 4Kの画面で、画質やfpsにこだわる | ある方がいい | GPUの性能と超解像技術の差が出やすい |
| ストレージの空きにいつも困っている | ある方がいい | Proは2TBのSSDを内蔵 |
| Wi-Fiでダウンロードすることが多い | あると便利 | ProはWi-Fi 7に対応 |
PS5 Proと通常版の違い
価格の違い
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2026年4月2日からPS5各モデルの希望小売価格を改定しました。公式ブログで発表された改定後の価格で比べると、次のようになります。
| モデル | 希望小売価格(税込) | PS5 Proとの差 |
|---|---|---|
| PS5 Pro | 137,980円 | ― |
| PS5(ディスクドライブ付き) | 97,980円 | 40,000円 |
| PS5 デジタル・エディション | 89,980円 | 48,000円 |
| PS5 デジタル・エディション 日本語専用 | 55,000円 | 82,980円 |
PS5 Proは、2024年11月7日の発売時には119,980円でした。改定で18,000円上がり、通常版との差はいっそう大きく感じられるようになっています。
GPUの性能
ソニーの発表によると、PS5 ProのGPUは通常のPS5と比べて、コンピュートユニットの数が67%増え、GPUメモリが28%高速になっています。その結果、ゲームプレイ時のレンダリング速度は最大で45%上がるとされています。
ここで大事なのは「最大で」という言葉です。すべてのゲームが45%速くなるわけではありません。どれだけ良くなるかは、ゲームがPS5 Proに合わせて調整されているかで変わります。
レイトレーシング
光の反射や影をよりリアルに描く「レイトレーシング」は、ソニーの発表では、通常のPS5と比べて2倍、ときには3倍の速度で処理できるとされています。水面の映り込みや、窓から差し込む光などがきれいに描かれるゲームで差が出やすい部分です。
AIによる超解像(PSSR)
PS5 Proには「PlayStation スペクトルスーパーレゾリューション(PSSR)」という技術が入っています。英語の正式名称は「PlayStation Spectral Super Resolution」です。機械学習を使ったAIのアップスケーリングで、低めの解像度で描いた映像を、細部まで鮮明に見えるように仕上げる仕組みです。4Kの画面で遊ぶときに効果を感じやすい技術です。
ストレージ・Wi-Fi・PS4ゲーム
PS5 Proは2TBのSSDを内蔵しています。通常のPS5(現行モデル)は1TB、日本語専用のデジタル・エディションは825GBです。ただし、どのモデルもSSDの一部はシステム用に使われるため、ゲームに使える容量は表記より少なくなります。
Wi-Fiは、PS5 ProがWi-Fi 7に対応しています。ルーターもWi-Fi 7に対応していれば、無線でのダウンロードが速くなる可能性があります。また、8,500本以上のPS4ゲームが遊べ、対応するPS4ゲームの動作を良くする「PS5 Pro ゲームブースト」にも対応すると案内されています。
| 項目 | PS5 Pro | 通常のPS5 |
|---|---|---|
| GPU | コンピュートユニット67%増、GPUメモリ28%高速 | 基準 |
| レンダリング速度 | 最大45%アップ | 基準 |
| レイトレーシング | 2倍、ときには3倍の速度 | 基準 |
| 超解像(PSSR) | 対応 | なし |
| 内蔵SSD | 2TB | 1TB(日本語専用は825GB) |
| ディスクドライブ | なし(別売りを取り付け可能) | 付きモデルとデジタル・エディションがある |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6 |
| 希望小売価格 | 137,980円 | 89,980円〜97,980円(日本語専用は55,000円) |
ディスクドライブは別売り:いらない人・要る人
PS5 Proにはディスクドライブが付いていない
PS5 Proは、ディスクドライブを搭載していないモデルです。PlayStation公式サイトでも、ディスクドライブは非搭載で、対応するディスクドライブを別売りで追加できると案内されています。
ソニーストアでは、PS5用の「Ultra HD Blu-ray ディスクドライブ(CFI-ZDD1J)」が11,980円で販売されており、PS5 デジタル・エディション(slimモデル)とPS5 Proに対応すると書かれています。PS5 Proとあわせると149,960円になり、ディスクドライブ付きの通常版PS5(97,980円)との差は51,980円です。
ペアリングにはインターネット接続が必要
このディスクドライブは、取り付けたあとにPS5本体とペアリングする必要があり、そのときにインターネット接続が必要です。ソニーストアの商品ページにも「ディスクドライブとPS5のペアリングにはインターネット接続が必要です」と書かれています。ネットにつながない環境で使う予定の人は注意してください。
ディスクドライブがいらない人
- ゲームはPlayStation Storeのダウンロード版で買っている人
- 持っているディスク版のゲームがなく、これからも買う予定がない人
- Ultra HD Blu-rayやBlu-rayの映画を本体で見ない人
ディスクドライブがある方がいい人
- PS5やPS4のディスク版のゲームを持っている人
- 中古のディスク版を買ったり、遊び終えたら売ったりしたい人
- Ultra HD Blu-rayやBlu-ray、DVDの映画をPS5で見たい人
ディスク版を多く持っている人がPS5 Proを選ぶと、ドライブ代のぶん通常版との差がさらに広がります。その差額に納得できるかを、先に考えてください。
PS5 Proで違いを感じやすい条件
4Kのテレビやモニターで遊ぶ
PS5 Proの公式ページでは、4K出力と、60Hz・120Hzに対応したディスプレイへの対応が案内されています。PSSRなどの画質の強みは、細かい部分まで映し出せる4Kの画面でこそ分かりやすくなります。フルHDの画面では、せっかくの細かさを画面側で捨ててしまうことになります。
4Kで120Hzを出すには、テレビやモニターがHDMI 2.1で4K 120Hzの入力に対応している必要があります。PS5向けのモニター選びはPS5向けゲーミングモニターおすすめで紹介しています。
PS5 Proに合わせて調整されたゲームを遊ぶ
Proの性能が活きるのは、ゲーム側がPS5 Proに合わせて調整されている場合です。遊びたいゲームの公式サイトやPlayStation Storeのページで、PS5 Proへの対応状況を確認してください。対応していないゲームでは、通常版との差を感じにくいことがあります。
「画質優先」と「fps優先」の両立を求める
通常のPS5では、多くのゲームで「画質を優先するモード」と「なめらかさ(fps)を優先するモード」を選ぶ形になっています。PS5 Proは、この両方をより高い水準で両立させることを狙ったモデルです。どちらか片方で満足しているなら、Proにする意味は小さくなります。
いらない人・ある方がいい人
PS5 Proがいらない人
- フルHDのテレビやモニターで遊んでいる人
- 遊びたいゲームが遊べれば、画質に強いこだわりがない人
- ディスク版のゲームを多く持っていて、ドライブ代も含めた差額に納得できない人
- すでに通常のPS5を持っていて、いまの画質に不満がない人
- 予算を抑えて、浮いたお金をゲームソフトや周辺機器に回したい人
こうした人は、通常のPS5で十分です。日本のアカウントだけで遊ぶなら、55,000円の日本語専用モデルという選択肢もあります。浮いたお金で4Kの画面やコントローラーを良くしたほうが、毎日の満足度が上がることも多いはずです。
PS5 Proがある方がいい人
- 4K・120Hzに対応したテレビやモニターを持っている、または買う予定の人
- PS5 Proに対応したゲームを、高い画質となめらかさの両方で遊びたい人
- ストレージの空きにいつも困っていて、2TBを内蔵で使いたい人
- Wi-Fi 7のルーターを使っていて、無線でのダウンロードを速くしたい人
選ぶならこれ
PS5 Proでも通常版でも、組み合わせると遊びやすさが変わる周辺機器を選びました。価格はいずれも2026年10月時点の目安で、販売店や時期によって変わります。
1位:I-O DATA GigaCrysta LCD-GDU271JAD(PS5 Proの4K 120Hzを受け止める)
PS5 Proの4K 120Hzを受け止
- 価格の目安
- 約5万円前後(2026年10月時点)
- 画面
- 27インチ AHVA、3840×2160(4K)
- 表示速度
- 4K時最大160Hz/フルHD時最大320Hz、HDMI2は4K 120Hz/フ
- 入力端子
- HDMI×2、DisplayPort×1
- 対応機能
- HDMI 2.1 VRR
27インチの4Kモニターで、4K時は最大160Hz、フルHD時は最大320Hzに切り替えられます。HDMIは2系統あり、HDMI1は4K 160Hz、HDMI2は4K 120Hzまで対応します。HDMI 2.1のVRRに対応し、メーカーの製品ページではPS5 Proへの対応が案内されています。
PS5 Proの画質を机の上で活かしたい人に向きます。2W+2Wのスピーカーを内蔵しているので、ヘッドセットを使わないときもモニターだけで音が出せます。4K 120Hzで映すためのケーブルの条件はHDMIケーブルの選び方で確認できます。
- 画面:27インチ AHVA、3840×2160(4K)
- リフレッシュレート:4K時最大160Hz/フルHD時最大320Hz(HDMI1・DisplayPort)、HDMI2は4K 120Hz/フルHD 240Hz
- 入力端子:HDMI×2、DisplayPort×1
- 対応機能:HDMI 2.1 VRR
- スピーカー:2W+2W
- 価格の目安:約5万円前後(2026年10月時点)
2位:バッファロー SSD-PHO1.0U3-B(PS5 Proで動作確認済みの外付けSSD)
PS5 Proで動作確認済みの外付けSS
- 価格の目安
- 約5万4千円(2026年10月時点)
- 容量
- 1.0TB(2.0TB・4.0TBモデルもあり)
- 接続
- USB 3.2 Gen2
- 重量
- 57×12.2×106.5mm/約79g
- 対応
- PS5・PS5 Pro・PS4・PS4 Proで動作確認済み
PlayStationの公式ライセンスを取得した外付けSSDです。バッファローの製品ページでは、PS5 Pro(CFI-7000シリーズ)を含むPS5・PS4の各モデルで動作確認をしていると案内されています。通常版のPS5を選んでストレージの空きが心配な人や、PS4のゲームを多く遊ぶ人に向きます。
なお、PlayStationの公式サポートによると、PS5のゲームはUSB拡張ストレージから直接は遊べず、遊ぶときは本体ストレージにコピーする必要があります。PS4のゲームはUSB拡張ストレージから直接遊べます。外付けSSDの選び方はゲーム用外付けSSDおすすめで詳しく書いています。
- 容量:1.0TB(2.0TB・4.0TBモデルもあり)
- 接続:USB 3.2 Gen2(Type-C to C、Type-C to Aのケーブル付属)
- サイズ・重さ:57×12.2×106.5mm/約79g
- 対応:PS5・PS5 Pro・PS4・PS4 Proで動作確認済み
- 保証:1年
- 価格の目安:約5万4千円(2026年10月時点)
3位:DualSense Edge ワイヤレスコントローラー(背面ボタン付きの純正上位モデル)
背面ボタン付きの純正上位モデル
- 価格の目安
- 約3.3万〜3.5万円(2026年10月時点・販売店価格)
- 背面ボタン
- ハーフドーム型×2、レバー型×2(付け替え式)
- スティックキ
- 標準・ハイドーム・ロードーム(各2個)
- 接続
- USB Type-C(有線)/Bluetooth
- 主な機能
- ハプティックフィードバック、アダプティブトリガー、プロファイルの切り替え
PS5純正のコントローラーの上位モデルです。PlayStation公式サイトによると、ハーフドーム型とレバー型の背面ボタンがそれぞれ2個ずつ、スティックキャップは標準・ハイドーム・ロードームの3種類が2個ずつ付属します。設定をプロファイルに保存して、すぐに切り替えることもできます。
PS5 Proは高いですが、毎回手に持つコントローラーを良くするほうが、遊び心地の変化を感じやすい人もいます。背面ボタンの使い方はPS5で背面ボタンを使う方法にまとめています。
- 背面ボタン:ハーフドーム型×2、レバー型×2(付け替え式)
- スティックキャップ:標準・ハイドーム・ロードーム(各2個)
- 接続:USB Type-C(有線)/Bluetooth
- 主な機能:ハプティックフィードバック、アダプティブトリガー、プロファイルの切り替え
- 価格の目安:約3.3万〜3.5万円(2026年10月時点・販売店価格)
よくある質問
PS5 Proでしか遊べないゲームはありますか
PS5 Proは、PS5のゲームをより高い画質や安定した動きで遊ぶためのモデルです。遊びたいゲームがPS5で発売されているなら、通常版でも遊べます。遊べるゲームの数で選ぶなら、通常版で問題ありません。
PS5 Proにディスクドライブは付いていますか
付いていません。ディスク版のゲームを遊んだり、Blu-rayの映画を見たりするには、別売りのUltra HD Blu-ray ディスクドライブ(ソニーストアで11,980円)を取り付ける必要があります。取り付け後のペアリングにはインターネット接続が必要です。
通常のPS5用のディスクドライブはPS5 Proで使えますか
ソニーストアでは、ディスクドライブ(CFI-ZDD1J)はPS5 デジタル・エディション(slimモデル)とPS5 Proに対応すると案内されています。買う前に、対応する本体の型番を商品ページで確認してください。
フルHDのテレビでもPS5 Proに意味はありますか
動きの安定など、効果がまったくないわけではありませんが、PSSRなどの画質の強みは4Kの画面で分かりやすくなります。フルHDの画面のままなら、通常のPS5を選んで、浮いたお金を4Kの画面に回すほうが変化を感じやすいことが多いです。
通常のPS5を持っています。PS5 Proに買い替えるべきですか
いまの画質やfpsに不満がなく、フルHDの画面で遊んでいるなら、買い替える必要は小さいです。4Kの画面を持っていて、遊んでいるゲームがPS5 Proに対応し、画質となめらかさの両方に不満があるなら、買い替えを考える意味があります。ディスク版のゲームを遊ぶなら、ディスクドライブの費用も含めて考えてください。
縦置きスタンドは付いていますか
PS5 Proには横置き用のフットが付属し、縦置き用のスタンドは別売りです。縦に置きたい人は、スタンドの費用も考えておいてください。
まとめ
PS5 Proは、4Kの画面で、画質となめらかさの両方にこだわって遊ぶ人のための上位モデルです。ソニーの発表では、通常のPS5と比べてレンダリング速度は最大45%、レイトレーシングは2倍、ときには3倍の速度とされ、AIによる超解像のPSSRにも対応しています。
一方で、2026年4月の改定後の価格は137,980円で、通常版との差は4万円以上あり、ディスクで遊ぶならドライブ代11,980円も加わります。フルHDの画面で遊ぶ人、画質に強いこだわりがない人、ディスク版を多く持っている人は、PS5 Proはいりません。通常版を選んで、浮いたお金を画面やコントローラーに回すほうが満足しやすいはずです。


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