スマートホームの始め方|最初に買う物と順番

スマートホーム

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スマートホームは「家じゅうを一気に入れ替えるもの」だと思われがちですが、実際の入り口はもっと小さいところにあります。コンセントに挟むプラグが1つ、あるいはエアコンの赤外線リモコンを肩代わりする小箱が1つ。まずはこの2つのどちらかから始めて、効果を感じたぶんだけ足していくのが、いちばん失敗の少ない進め方です。

この記事では、最初に買う物と順番、Wi-Fi・Bluetooth・Matter・Threadという規格の違い、ハブが要る場面と要らない場面、音声アシスタントの選び方、そしてやめたくなったときに元に戻せるかまでをまとめました。製品はメーカー公式ページで仕様と販売状況を確認できたものだけを、2026年9月時点の価格の目安つきで紹介します。

結論:消し忘れが減る物から買う

結論を先に書きます。買う順番はこれです。

  1. スマートプラグ(コンセントで動く家電)か、スマートリモコン(赤外線リモコンで動く家電)
  2. 照明(スマート電球、またはスマートリモコン経由のシーリングライト)
  3. センサー(開閉・人感・温湿度)
  4. カメラ、スマートロックなど、設置や設定の手間が大きい物

この順番にする理由は3つあります。1つ目は、効果がすぐ分かるからです。外出したあとに「アイロンの電源を切ったか」が気になったとき、スマホの画面で状態が見えてその場で切れる、という体験がいちばん分かりやすい変化になります。2つ目は、失敗しても損が小さいからです。スマートプラグは1個2,000円前後で、合わなければ別の部屋に回せます。3つ目は、工事が要らないからです。差し替えるだけ、置くだけなので、賃貸でも原状回復の心配がほとんどありません。

逆に、最初にカメラやスマートロックから入ると、設置場所の確保、Wi-Fiの電波が届くかの確認、家族への共有設定と、つまずきどころが一度に増えます。ここで止まってしまうと「スマートホームは面倒」という印象だけが残ります。小さく始めて、順番に増やしてください。

何ができるのか

できることは大きく5つに分かれます。困りごとから逆に引けるように表にしました。

やりたいこと 使う機器 できること
消し忘れをなくす スマートプラグ 外出先から電源の状態を見て切る
帰宅前にエアコンを入れる スマートリモコン 赤外線リモコンの操作をスマホから送る
決まった時間に動かす プラグ・電球・リモコン 時刻や曜日を決めた自動オンオフ
手がふさがっていても操作する 音声アシスタント 声で照明やエアコンを操作する
状況に応じて動かす 各種センサー ドアが開いたら点灯、暗くなったら点灯など

もう1つ、地味ですが効いてくるのが「見える化」です。電力使用量の計測に対応したスマートプラグなら、その家電が実際にどれくらい電気を使っているかをアプリで確認できます。使用量そのものが減るわけではありませんが、古い家電を買い替える判断材料にはなります。

一方で、できないことも先に知っておくと期待外れになりません。赤外線リモコンを持たない家電(本体のボタンしかない扇風機など)は、スマートリモコンでは操作できません。この場合はスマートプラグで電源そのものを入り切りする形になりますが、通電しても運転が始まらない機種では意味がないので、コンセントを抜いて挿し直したときに勝手に動き出すかどうかを、買う前に試してみてください。

最初に買う順番

ここからは具体的な手順です。上から順に進めれば、どこで止めても家の中が中途半端にならないようにしてあります。

手順1:コンセントで動く家電はスマートプラグから

間接照明、加湿器、電気毛布、水槽のポンプ、クリスマスの飾りなど、コンセントに挿すだけで動く家電が対象です。壁のコンセントとその家電の間にスマートプラグを挟み、アプリで登録すれば、スマホから入り切りができるようになります。工事は不要で、外すときは挟んだ物を抜くだけです。

注意点は消費電力です。後述しますが、どのスマートプラグにも上限があります。ドライヤー・電気ケトル・オイルヒーターのような大きな電力を使う家電は、上限を超えるおそれがあるので対象から外してください。

手順2:リモコンで動く家電はスマートリモコン

エアコン、テレビ、シーリングライトなど、赤外線リモコンで操作する家電は、スマートリモコン(学習リモコンとも呼ばれます)が担当します。本体を部屋の中央付近に置き、家電の型番を選ぶかリモコンの信号を覚えさせると、スマホがリモコン代わりになります。

1台で部屋の中の複数の家電をまとめられるので、リビングに1台置くだけで体感がはっきり変わります。ただし赤外線は光と同じで、壁や家具を回り込みません。部屋をまたぐ場合は部屋ごとに1台と考えてください。

手順3:照明は電球かリモコンで

照明のスマート化には2つの道があります。ひとつは電球を丸ごとスマート電球に替える方法で、口金のサイズ(E26など)が合えばそのまま差し替えられます。色温度や明るさをアプリで細かく変えられるのが利点です。もうひとつが、手順2のスマートリモコンからシーリングライトのリモコン信号を送る方法で、今の照明器具をそのまま使えます。

電球を替える方法には落とし穴もあります。壁のスイッチを切ると電球への電気が止まり、アプリからは操作できなくなります。スマート電球を入れた部屋では、壁スイッチは入れっぱなしにして運用するのが前提です。家族がいる家では、この点を先に共有しておくと混乱が減ります。

手順4:センサーを足して自動にする

ここまでは「スマホから操作する」段階です。センサーを足すと「勝手に動く」段階に進みます。よく使われるのは開閉センサー・人感センサー・温湿度センサーの3つで、たとえば「玄関のドアが開いたら廊下の照明を点ける」「暗くなってから人が通ったときだけ点ける」といった動き方を作れます。

センサーは電池で動く物が多く、消費電力を抑えるためにBluetoothでつながる機種があります。この形式は本体の電池は長持ちしますが、外出先から状態を見たり通知を受け取ったりするには、家の中にハブを置いて中継させる必要があります。センサーを買うときは、ハブが要るかどうかを製品ページで確かめてください。

手順5:カメラや鍵は最後に

ネットワークカメラやスマートロックは、便利さも大きいかわりに考えることが増えます。カメラなら映る範囲と録画の保存先、映像を誰が見られるか。スマートロックなら扉の形状に取り付けられるか、電池が切れたときにどう開けるか、家族の分の解錠手段をどうするか。どれも生活の安全に直結するので、スマートプラグやリモコンの運用に慣れて、アプリの操作や自動化の考え方が身についてから足すのが順当です。

規格とハブの話

製品ページに並ぶWi-Fi・Bluetooth・Matter・Threadという言葉は、役割が違うものが混ざっています。整理すると次のようになります。

名前 正体 知っておくこと
Wi-Fi つなぎ方 多くのスマートホーム機器は2.4GHz帯のみ対応
Bluetooth つなぎ方 省電力。届く範囲が狭く、外出先からはハブ経由になる
Thread つなぎ方 省電力で機器同士が中継し合う。対応ハブが要る
Matter 共通の決まりごと Wi-Fi・Thread・イーサネットの上で動く。登録時はBluetooth LEを使う

Matterは、業界団体のConnectivity Standards Alliance(旧Zigbee Alliance)がまとめている、スマートホーム機器の共通規格です。公式の説明では、複数ブランドの製品を同じように扱えるようにして、買う前に組み合わせを悩まなくて済むようにすることが目的とされています。つまりMatterは電波の種類ではなく「言葉をそろえる取り決め」で、実際の通信はWi-FiやThreadが担います。

では、ハブはどんなときに必要になるのでしょうか。目安は3つです。1つ目は、機器がBluetoothやThreadでつながる場合。これらはインターネットに直接出ていかないので、中継役が要ります。2つ目は、赤外線家電を操作したい場合。赤外線を出す装置そのものがスマートリモコン(ハブ)です。3つ目は、メーカーの機器をMatter経由でほかのアプリから操作したい場合で、この橋渡しをハブが担う製品があります。逆に、Wi-Fiに直接つながるスマートプラグやスマート電球は、ハブなしで単体から始められます。

そしてもう1つ、実務的に大事な話があります。多くのスマートホーム機器は2.4GHz帯のWi-Fiにしかつながりません。5GHz帯と2.4GHz帯を同じ名前(SSID)で運用しているルーターでは、設定の途中で失敗することがあります。うまくいかないときは、一時的に2.4GHz帯のSSIDにスマホを接続してから登録し直すと通ることが多いです。そもそもWi-Fiが不安定な家では、機器を増やす前に電波環境を整えたほうが早いので、Wi-Fiが遅いときに試すことで置き場所と帯域の切り分けをしておくことをおすすめします。登録時にBluetoothを使う機種でつまずいたときは、Bluetoothがつながらないときの直し方も合わせて確認してください。

音声アシスタントの選び方

声で操作したいなら、Amazon Alexa、Googleアシスタント、Appleのホーム(Siri)のいずれかを使うことになります。選び方はシンプルで、「すでに家にある機器に合わせる」が基本です。Fireタブレットやスマートスピーカーがある家はAlexa、Androidスマホが中心ならGoogleアシスタント、家族全員がiPhoneならAppleのホームが素直な選択になります。

気をつけたいのは、機器側の対応が製品ごとに違うことです。たとえばTP-LinkのTapo P105の公式ページには、AlexaとGoogleアシスタントに対応すると書かれています。SwitchBotのハブ2の公式ページにも、AlexaとGoogleアシスタントへの対応が記載されています。買う前に、自分が使いたいアシスタントの名前が製品ページに書かれているかを見てください。ここを確認せずに買うと、アプリからは操作できるのに声では反応しない、という状態になります。

Matterに対応した機器なら、この縛りはゆるくなります。Matterは複数のプラットフォームから同じ機器を扱えるようにする仕組みなので、家族でスマホのOSが分かれている家では、Matter対応かどうかを選定条件に入れておくと後から効いてきます。今すぐ音声操作を使う予定がなくても、対応しているに越したことはありません。

始めるときの注意

買ってから困りやすい点を、順に挙げます。

消費電力の上限を超えない。スマートプラグには扱える電力の上限があります。Tapo P105の公式仕様では、AC100〜125V、最大負荷1000W@100V・10A(一般負荷/抵抗負荷)と記載されています。ドライヤー、電気ケトル、オイルヒーター、電子レンジなどは上限を超えるおそれがあるため、対象にしないでください。暖房器具を離れた場所から入れること自体が火災につながる危険もあるので、熱を出す家電は原則として外して考えます。

コンセント周りの物理的な収まり。スマートプラグは本体に厚みがあるため、隣の差込口をふさいだり、家具の裏で干渉したりすることがあります。Tapo P105は60×38×33mmと小型ですが、それでも壁との隙間が足りない場合はあります。デスク周りに増設するなら、差込口の間隔に余裕のある製品を選ぶと収まりがよくなります。選び方はデスク用電源タップおすすめにまとめています。

ネットが止まったときの動き。Wi-Fiやインターネットが止まると、外出先からの操作はできなくなります。ただし多くのスマートプラグやスマート電球は本体側の物理スイッチや壁スイッチでそのまま使えるので、家電が動かせなくなるわけではありません。スマートロックのように「開かないと困る」物ほど、通信が止まったときの代替手段を先に決めておいてください。

アカウントとパスワード。スマートホーム機器はメーカーのアカウントと結びつきます。カメラを含む構成では、使い回しのパスワードを避け、二段階認証を設定しておきます。家族との共有も、アカウントを貸すのではなく、アプリの共有機能を使うほうが後始末が簡単です。

やめたくなったときの戻しやすさ。入り口をプラグとリモコンにしておくと、撤去はとても簡単です。プラグは抜くだけ、リモコンは置いてある箱をどけるだけで、家電は元どおりに使えます。スマート電球も普通の電球に戻せます。工事を伴う機器や、既存のスイッチを交換する製品は、戻すときの手間が段違いになります。最初の1台を選ぶときは、この「引き返しやすさ」も判断材料にしてください。配線が増えて見た目が気になるようなら、デスクの配線整理のやり方も参考になります。

入門におすすめの組み合わせ

ここからは、メーカー公式ページで仕様と販売状況を確認できた製品を5つ紹介します。価格は2026年9月時点の目安で、販売店やセールによって上下します。スペックはメーカー公表値です。

1位:SwitchBot プラグミニ(最初の1台に向く電力計測つきプラグ)

最初の1台に向く電力計測つきプラグ

価格の目安
約2,000円
接続
Wi-Fi 2.4GHz帯とBluetoothの両方を搭載。ハブなしで使える

公式ストアでの名称は「プラグミニ(JP)」です。ハブなしで単体から使えるスマートプラグで、スマホのアプリから電源の入り切りとスケジュール設定ができます。電力使用量の計測に対応しているので、その家電が実際にどれだけ電気を使っているかを見られるのが、同価格帯の中では分かりやすい違いです。

  • 接続:Wi-Fi 2.4GHz帯とBluetoothの両方を搭載。ハブなしで使える
  • 電力使用量のモニタリングに対応
  • 過負荷保護のしくみを搭載
  • 価格の目安:約2,000円(公式ストア税込1,980円・2026年9月時点)

スマートホームを試してみたいだけの段階でも、金額として踏ん切りがつきやすい価格帯です。合わなければ別の家電に付け替えられるので、置き場所を決めきらないまま買っても無駄になりにくいのが利点です。

2位:TP-Link Tapo P105(仕様が明記された低価格のミニプラグ)

仕様が明記された低価格のミニプラグ

価格の目安
約1,300〜1,500円(2026年9月時点・単品)
定格
AC100〜125V 50/60Hz、最大負荷1000W@100V・10A
サイズ
60×38×33mm
接続
2.4GHz帯のWi-Fi。追加機材は不要
対応
Alexa、Googleアシスタント。iOS 13.0以降/Android 7.
TP-Link Tapo P105の商品画像

1,300円楽天市場 9月18日時点

楽天ビック(ビックカメラ×楽天)

楽天市場で見る

TP-Linkの「ミニスマートWi-Fiプラグ」です。公式ページに定格と本体サイズがはっきり書かれているのがよいところで、何をつないでよいかの判断がしやすくなっています。スケジュールとタイマー、家にいるように見せる「おでかけモード」を備えます。

  • 定格:AC100〜125V 50/60Hz、最大負荷1000W@100V・10A(一般負荷/抵抗負荷)
  • 本体サイズ:60×38×33mm
  • 接続:2.4GHz帯のWi-Fi(WPAまたはWPA2)。追加機材は不要
  • 対応:Alexa、Googleアシスタント。iOS 13.0以降/Android 7.0以降
  • 素材:UL94-V0難燃性PC
  • 価格の目安:約1,300〜1,500円(2026年9月時点・単品)

2個入り・4個入りのセットも流通していて、1個あたりの単価はさらに下がります。複数の部屋で同時に試したい場合や、家族に配る場合はセットのほうが手軽です。

3位:SwitchBot ハブミニ Matter対応(赤外線家電をまとめる1台)

赤外線家電をまとめる1台

価格の目安
約6,000円
対応家電
赤外線リモコンで操作するエアコン、テレビ、照明など

公式ストアでの名称は「ハブミニ(Matter対応)」です。エアコン・テレビ・照明などの赤外線リモコンで動く家電を、アプリからまとめて操作できるようにします。公式ページでは、赤外線コードのデータベースを持っていて、新しい家電も古い家電も登録しやすいことが説明されています。Matterに対応しているため、ほかのプラットフォームとの連携も見込めます。

  • 対応家電:赤外線リモコンで操作するエアコン、テレビ、照明など
  • Matter対応
  • SwitchBotの各種デバイスと連携し、自動化の中継役になる
  • 価格の目安:約6,000円(公式ストア税込5,980円・2026年9月時点)

もう少し予算を足せるなら、温湿度計とスマートボタンを内蔵した「ハブ2」(公式ストア税込9,980円)という選択肢もあります。室温をきっかけにエアコンを動かす、といった自動化まで見据えるなら、こちらを最初から選んでおく手もあります。

4位:TP-Link Tapo L530E(色と明るさを変えられる電球)

色と明るさを変えられる電球

価格の目安
約1,900〜2,300円(2026年9月時点)
口金
E26
明るさ
806ルーメン/消費電力8.7W
色温度
2,500K〜6,500K。1,600万色の調色に対応
接続
IEEE 802.11b/g/n、2.4GHz帯。ハブ不要
TP-Link Tapo L530Eの商品画像

2,251円楽天市場 9月18日時点

ISダイレクト楽天市場店

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口金E26のスマートLEDランプです。差し替えるだけで使え、ハブは要りません。明るさと色温度、さらに色そのものをアプリから変えられるので、時間帯によって昼白色と電球色を切り替える、といった使い方ができます。日の出・日の入りに合わせた自動点灯にも対応します。

  • 口金:E26
  • 明るさ:806ルーメン/消費電力8.7W
  • 色温度:2,500K〜6,500K。1,600万色の調色に対応
  • 接続:IEEE 802.11b/g/n、2.4GHz帯。ハブ不要
  • 対応:Alexa、Googleアシスタント
  • 寿命:公称22.8年(1日3時間利用の場合の計算値)
  • 価格の目安:約1,900〜2,300円(2026年9月時点)

前述のとおり、壁スイッチを切ると操作できなくなる点だけ運用で押さえておけば、照明のスマート化としてはいちばん手軽な方法です。まずは寝室や間接照明など、壁スイッチを触る頻度が低い場所から試すと運用が回りやすくなります。

5位:SwitchBot 開閉センサー(ドアの開閉をきっかけにする)

ドアの開閉をきっかけにする

価格の目安
約3,500円
接続
Bluetooth。外出先からの確認やアラート通知にはSwitchBotのハブミ
電源
CR2形リチウム電池(付属)

ドアや窓に貼り付けて、開いたか閉じたかを検知するセンサーです。「玄関が開いたら照明を点ける」といった自動化の入り口になります。プラグやリモコンで操作に慣れたあとの、2段階目として位置づけられる製品です。

  • 接続:Bluetooth。外出先からの確認やアラート通知にはSwitchBotのハブミニが必要
  • 電源:CR2形リチウム電池(付属)
  • モーションセンサーを搭載し、開閉を検知する
  • 価格の目安:約3,500円(公式ストア税込3,480円・2026年9月時点)

単体で完結しない点は、買う前に理解しておいてください。手順4で書いたとおり、通知まで使いたいならハブとセットで考える製品です。逆に言えば、3位のハブミニをすでに導入している家なら、そのまま自動化の幅を広げられます。

組み合わせの例を挙げると、一人暮らしで試すなら「プラグ1個」から。リビングを中心に整えるなら「スマートリモコン1台+プラグ1個」。寝室まで広げるなら「スマートリモコン1台+電球1個+プラグ1個」。ここまでで1万円前後に収まり、それぞれ撤去も簡単です。

よくある質問

Q. 賃貸でも使えますか

ここで紹介した5製品は、いずれも工事を伴いません。プラグは差し込むだけ、電球は差し替えるだけ、スマートリモコンは置くだけ、開閉センサーは貼り付けるだけです。センサーの粘着部分が心配なら、跡の残りにくい両面テープに貼り替える方法もあります。退去時は取り外して元に戻せます。

Q. ハブは最初から買ったほうがいいですか

Wi-Fiに直接つながるスマートプラグやスマート電球だけで始めるなら、ハブは不要です。エアコンやテレビなど赤外線リモコンの家電を操作したい場合、またはBluetoothでつながるセンサー類を外出先から使いたい場合に、ハブ(スマートリモコン)が必要になります。自分がスマート化したい家電がどちらなのかで決めてください。

Q. Matter対応の製品を選んでおくべきですか

今すぐ効果が出る機能ではありませんが、あとから別のアプリや別のスマホOSに乗り換えたときに効いてきます。家族でiPhoneとAndroidが混ざっている家、将来的に機器を増やしたい家では、選定条件に入れておくと無駄になりにくい要素です。同じ価格帯で迷ったら対応しているほうを選ぶ、くらいの温度感で十分です。

Q. 5GHzのWi-Fiしか使っていないとつながりませんか

多くのスマートホーム機器は2.4GHz帯にのみ対応しています。ルーターの2.4GHz帯を無効にしている場合は有効に戻してください。2.4GHzと5GHzを同じSSIDでまとめているルーターでは登録に失敗することがあり、その場合は2.4GHz帯のSSIDにスマホを一時的に接続してから設定し直すと通ることが多いです。

Q. 同じメーカーでそろえる意味はありますか

あります。同じメーカーの製品は1つのアプリにまとまり、機器をまたいだ自動化(センサーが反応したらプラグを入れる、など)を設定画面の中だけで組めます。別メーカー同士でも音声アシスタントやMatterを介してつなげられますが、設定の手数は増えます。入門の段階では、メインの1社を決めてそこから広げるほうが迷いが少なくなります。

Q. 電気代の節約になりますか

機器そのものが電気を減らすわけではありません。消し忘れが減る、使っていない時間帯に自動で切れる、という運用の結果として減る可能性はあります。数字の変化は家庭ごとに大きく違うので、過度な期待はしないほうがよいでしょう。

まとめ

スマートホームの入り口は、スマートプラグかスマートリモコンの2択です。どちらも工事が要らず、価格は2,000円から6,000円ほど、合わなければ外すだけで元に戻せます。ここで効果を感じられたら、照明、センサー、カメラの順に足していけば、家の中が中途半端な状態になりません。

選ぶときに見るポイントは3つです。2.4GHz帯のWi-Fiにつながる環境があるか、扱う家電がプラグの電力上限に収まるか、使いたい音声アシスタントの名前が製品ページに書かれているか。この3つを確認しておけば、最初の1台でつまずく場面はかなり減ります。

参考:SwitchBot公式 プラグミニ(JP)/TP-Link公式 Tapo P105/TP-Link公式 Tapo L530E

コンセントに挟むだけの自動化は、スマートプラグの記事にまとめました。
→ スマートプラグとは?できること・選び方と注意点

エアコンの消し忘れ対策には、スマートリモコンという手もあります。
→ スマートリモコンの選び方|エアコン・テレビをスマホで操作

留守中の様子を見るカメラの選び方はこちらです。
→ 見守りカメラの選び方|屋内用の画質・録画・プライバシー

明かりを自動化するなら、口金と明るさの見方から確認してください。
→ スマート電球・ライトの選び方|口金・明るさ・色の見方

鍵の後付けは、サムターンの形が合うかどうかで決まります。
→ スマートロックの選び方|後付けの条件と締め出し対策

スマートスピーカーで迷ったら、AlexaとGoogleの違いをまとめた記事があります。
→ AlexaとGoogleアシスタントの違い|スマートスピーカーの選び方

電気代を下げたいときは、まず何にいくらかかっているかを測るのが早いです。
→ 家電の電気代を下げる使い方|待機電力と見える化の始め方

床の掃除を任せたいなら、方式の違いをまとめた記事があります。
→ ロボット掃除機の選び方|吸引・水拭き・ゴミ自動収集の違い

空気清浄機は適用畳数の見方で選び方が変わります。
→ 空気清浄機の選び方|適用畳数とフィルターの見方

加湿器は方式によって手入れの手間が大きく違います。
→ 加湿器の選び方|4方式の違いと手入れのしやすさ

カーテンの自動化は、レールの形が合うかどうかで決まります。
→ スマートカーテンとは?後付けの条件と選び方

センサーを足すと、照明やエアコンの自動化ができます。
→ 人感・開閉センサーでできること|置き方と選び方

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