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「PS5があればゲーミングPCはいらない」という意見と、「結局PCのほうがいい」という意見。どちらもよく見かけますが、答えは人によって変わります。決め手になるのは、遊びたいゲームがPS5で遊べるかと、ゲーム以外にPCでやりたいことがあるかの2つです。
この記事では、2026年4月に改定されたPS5の価格と、20万円前後のゲーミングPCの価格をメーカー公式の数字で並べたうえで、PS5で十分な人とPCが要る人をはっきり分けます。どちらかを選んだあとに「やっぱり違った」と後悔しないための確認ポイントも書きます。
結論:遊ぶゲームが決まっていて、ゲーム以外に使わないならPS5で十分
先に結論です。遊びたいゲームがPS5で出ていて、PCでゲーム以外にやりたいことがないなら、PS5で十分です。本体とテレビがあればすぐ遊べて、設定で悩む場面もほとんどありません。
一方で、遊びたいゲームがPCにしかない、キーボードとマウスで対戦ゲームを遊びたい、144Hz以上の画面で高いfpsを出したい、配信や動画編集もしたい、という人はゲーミングPCが向きます。
| あなたの状況 | 向いているのは | 理由 |
|---|---|---|
| 遊びたいゲームがPS5で出ている | PS5 | 本体だけで完結し、設定の手間が少ない |
| テレビの前でコントローラーで遊ぶ | PS5 | リビングでの使いやすさを前提に作られている |
| なるべく安く始めたい | PS5 | 本体の価格がゲーミングPCより低い |
| 遊びたいゲームがPCにしかない | ゲーミングPC | そもそもPS5では遊べない |
| FPSをキーボードとマウスで遊びたい | ゲーミングPC | PCではこの操作が標準 |
| 144Hz以上の画面で高いfpsを出したい | ゲーミングPC | PS5の出力の上限は120Hz |
| 配信・動画編集・MODも楽しみたい | ゲーミングPC | ゲーム以外の用途に広げられる |
価格の比較:PS5とゲーミングPCはいくら違う?
PS5の価格(2026年4月2日改定後)
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2026年4月2日からPS5の希望小売価格を改定しました。公式ブログで発表された改定後の価格は次のとおりです。
| モデル | 希望小売価格(税込) |
|---|---|
| PS5(ディスクドライブ付き) | 97,980円 |
| PS5 デジタル・エディション | 89,980円 |
| PS5 デジタル・エディション 日本語専用 | 55,000円(据え置き) |
| PS5 Pro | 137,980円 |
いちばん安い「日本語専用」モデルは、公式の案内によると、本体で使える言語が日本語のみで、「国/地域」が「日本」のPlayStationアカウントでのみ使えます。ストレージは825GBです。日本のアカウントで遊ぶだけなら困ることは少ないものの、海外のアカウントを使う予定がある人は通常のモデルを選んでください。
ゲーミングPCの価格
グラフィックボードを積んだ新品のデスクトップは、2026年10月時点で、メーカー直販でおよそ17万〜20万円が入り口です。たとえばドスパラのGALLERIA XGR7M-R35-GD(RTX 3050 6GB搭載)は169,980円、GPUがRTX 5050になるGALLERIA XGR5M-R55-GDは199,980円です。
さらにPCの場合、デスクトップ本体のほかにモニターが必要です。キーボードやマウスも、持っていなければ買い足すことになります。PS5をテレビにつなぐ場合と比べると、最初にかかるお金はPCのほうが大きくなります。10万円前後でどこまでできるかは10万円前後のゲーミングPCの選び方で詳しく書いています。
オンライン対戦の料金
PS5では、ディスクで買ったゲームやPlayStation Storeでダウンロードしたゲームの多くで、オンラインマルチプレイにPlayStation Plusへの加入が必要です。PlayStation公式サイトでは、『エーペックスレジェンズ』『原神』『フォートナイト』など多くの基本プレイ無料ゲームは、PlayStation Plusに加入しなくても遊べると案内されています。遊ぶゲームが有料のオンライン対戦タイトルなら、本体価格に加えて加入の料金も考えておいてください。
PCのSteamには、PS5のPlayStation Plusにあたる「オンライン対戦のための有料会員」の仕組みはなく、オンラインで遊べるかどうかの条件はゲームごとに決まっています。ただし、月額料金がかかるオンラインゲームもあるので、遊びたいゲームのストアページで確認してください。
PS5で十分な人
遊びたいゲームがPS5で出ている
いちばん大事な条件です。遊びたいタイトルが決まっていて、それがPS5で発売されているなら、PCを買う理由はぐっと小さくなります。まずは遊びたいゲームの公式サイトで、対応している機種を確認してください。
テレビの前で、コントローラーで遊びたい
PS5はリビングのテレビにつなぎ、ソファでコントローラーを持って遊ぶことを前提に作られています。電源を入れればすぐ遊べ、グラフィックの細かい設定に悩むこともほとんどありません。この気軽さは、PCではなかなか真似できない良さです。
なるべくお金をかけたくない
PS5は日本語専用モデルなら55,000円、通常のデジタル・エディションでも89,980円です。モニターを含めて20万円を超えることが多いゲーミングPCと比べると、始めるときの負担はかなり小さくなります。
設定やトラブル対応が苦手
PCは、ドライバーの更新、Windowsの更新、ゲームごとの画質設定など、自分で面倒を見る場面があります。こうした作業が苦手、または時間をかけたくない人には、PS5のほうがストレスが少ないはずです。
ゲーミングPCが要る人
遊びたいゲームがPCにしかない
PCでしか発売されていないゲームや、PC版にだけあるMOD(有志による改造データ)を楽しみたいなら、PCを選ぶしかありません。インディーゲームやシミュレーションゲームなど、PC中心に発売されるジャンルもあります。
FPSをキーボードとマウスで遊びたい
FPSを細かい照準操作で遊びたい人は、キーボードとマウスが標準のPCが向いています。PCなら、マウスの感度やキーの割り当ても自由に変えられます。
144Hz以上の画面で高いfpsを出したい
ソニーの公式サポートでは、PS5は「ゲームとテレビがそれぞれ120Hzに対応している場合、120Hzで出力できます」と案内されています。つまり、PS5の出力の上限は120Hzです。144Hzや240Hzのモニターの性能を活かしたいなら、PCが必要です。高いリフレッシュレートがそもそも自分に必要かは144Hzはいらない?で確かめられます。
配信・動画編集・作業にも使いたい
ゲーム配信、動画編集、イラスト、プログラミング、普段の調べものや書類作り。ゲーム以外にもPCを使うなら、1台で済ませられるのはゲーミングPCの大きな強みです。もともとPCを買う予定があったなら、その予算にゲーム用の性能を足す、という考え方もできます。
どちらを選んでも後悔しやすいポイント
PS5を選んで後悔しやすいこと
友達がPCで遊んでいて、同じゲームでもクロスプレイ(機種をまたいだ対戦・協力)に対応していないと一緒に遊べないことがあります。遊ぶ相手が決まっているなら、その人たちがどの機種で遊んでいるかを先に確認してください。
また、PS5の本体ストレージはモデルによって825GB〜2TBです。PS5のゲームはUSBの外付けストレージから直接は起動できず、公式サポートでも、遊ぶときは本体ストレージにコピーする必要があると案内されています。大作を何本も入れておきたい人は、ストレージの増設も予算に入れておきましょう。
ゲーミングPCを選んで後悔しやすいこと
よくあるのが「思ったより性能が足りなかった」「モニターやマウスを足したら予算を大きく超えた」「置き場所や音が想定外だった」という後悔です。グラフィックボードの性能は、遊びたいゲームの推奨環境と見比べてから選んでください。ゲーミングPCで後悔しやすい点はゲーミングPCで後悔しやすい点にまとめています。
決める前に確かめる3つのこと
手順1:遊びたいゲームの対応機種を調べる
遊びたいゲームを3本ほど書き出し、それぞれの公式サイトで対応機種を確認してください。全部がPS5で遊べるならPS5で十分です。1本でもPCにしかないなら、そのゲームをどれくらい遊びたいかで考えます。PC版がある場合は、Steamのストアページで推奨環境も見ておくと、必要なPCの性能が分かります。
手順2:一緒に遊ぶ人の機種を聞く
友達と遊ぶのが目的なら、相手がどの機種で遊んでいるかが大きな決め手になります。クロスプレイに対応しているゲームなら機種が違っても遊べますが、対応していないゲームでは、同じ機種でないと一緒に遊べません。
手順3:置き場所と画面を決める
PS5はリビングのテレビにつなげばすぐ遊べます。PCは机とモニター、キーボードとマウスを置く場所が必要です。家族とテレビを取り合いになるならPCの机を、机を置く場所がないならPS5を、というように、住まいの事情から決まることもあります。テレビとモニターのどちらで遊ぶかはモニターとテレビ、どっちを買う?で比べています。
いらない人・ある方がいい人
ゲーミングPCがいらない人(PS5で十分な人)
- 遊びたいゲームがPS5で発売されている人
- テレビの前でコントローラーで遊ぶのが中心の人
- 始めるときの費用をなるべく抑えたい人
- ゲーム以外にPCを使う予定がない人
- 設定やトラブル対応に時間をかけたくない人
ゲーミングPCがある方がいい人
- PCでしか遊べないゲームやMODを楽しみたい人
- FPSをキーボードとマウスで遊びたい人
- 144Hz以上のモニターで高いfpsを出したい人
- 配信や動画編集など、ゲーム以外にもPCを使いたい人
- 一緒に遊ぶ友達がPCで遊んでいる人
迷う場合は、まずPS5から始めて、PCでしかできないことが出てきてからPCを考えても遅くありません。逆に、すでにPCを使う予定があるなら、最初からゲーミングPCを選ぶと2台分のお金をかけずに済みます。
選ぶならこれ
PCが要ると判断した人に向けて、グラフィックボードを積んだ新品のデスクトップを3台選びました。価格は2026年10月時点のメーカー直販の価格で、構成や時期によって変わります。どれもモニターは別に必要です。
1位:GALLERIA XGR5M-R55-GD Ryzen 5 7500F搭載(RTX 5050で最近のゲームも狙える)
RTX 5050で最近のゲームも狙える
- 価格の目安
- 約20万円(199,980円・2026年10月時点)
- CPU
- AMD Ryzen 5 7500F(6コア12スレッド)
- GPU
- GeForce RTX 5050 8GB
- メモリ
- 16GB DDR5
- ストレージ
- 500GB Gen4 SSD
GPUが現行世代のRTX 5050 8GBになった、ドスパラのGALLERIAのデスクトップです。メーカー公表の3DMark Time Spyスコアは9852で、RTX 3050 6GB搭載の3位の構成(5140)のおよそ1.9倍です。CPUは6コア12スレッドのRyzen 5 7500F、メモリはDDR5の16GBです。
フルHDで最近のゲームも遊びたい人にとって、現実的な入り口になる構成です。PS5と同じくらいの画質で、PC版にしかないゲームも遊びたい人の候補になります。
- CPU:AMD Ryzen 5 7500F(6コア12スレッド)
- GPU:GeForce RTX 5050 8GB
- メモリ:16GB DDR5
- ストレージ:500GB Gen4 SSD
- 電源:650W/80PLUS BRONZE
- 3DMark Time Spyスコア:9852(基本構成時のメーカー公表値)
- 価格の目安:約20万円(199,980円・2026年10月時点)
2位:GALLERIA XGC5M-R35-GD(インテルCPUとDDR5メモリの中間構成)
インテルCPUとDDR5メモリの中間構成
- 価格の目安
- 約18万5千円(184,980円・2026年10月時点)
- CPU
- インテル Core Ultra 5 225F
- GPU
- GeForce RTX 3050 6GB
- メモリ
- 16GB DDR5-5600(16GB×1)
- ストレージ
- 500GB NVMe Gen4 SSD
GPUは3位と同じRTX 3050 6GBのまま、CPUをインテルのCore Ultra 5 225F、メモリをDDR5にした、ドスパラのGALLERIAのデスクトップです。ドスパラの公式ページに表示されている3DMark Time Spyのスコアは5203で、3位(5140)とほぼ同じです。ゲームの画質やfpsは、3位と大きくは変わらないと考えてください。
3位との違いは、CPUとメモリの世代が新しいことです。価格は3位より15,000円高くなりますが、あとからメモリを増やすときに現行のDDR5で買い足せます。一方、GPUの性能が欲しいなら、あと15,000円足すと1位のRTX 5050搭載モデルに届きます。「重いゲームも遊びたいなら1位、軽めのゲーム中心で長く使う土台が欲しいなら2位、とにかく安く始めたいなら3位」と考えると選びやすくなります。
なお、標準のメモリは16GBの1枚構成です。公式ページでは、カスタマイズで8GB×2枚の構成(+15,000円)や32GBも選べます。
- CPU:インテル Core Ultra 5 225F(10コア10スレッド)
- GPU:GeForce RTX 3050 6GB
- メモリ:16GB DDR5-5600(16GB×1)
- ストレージ:500GB NVMe Gen4 SSD
- 電源:650W/80PLUS BRONZE
- 3DMark Time Spyスコア:5203(基本構成時のメーカー公表値)
- 価格の目安:約18万5千円(184,980円・2026年10月時点)
3位:GALLERIA XGR7M-R35-GD Ryzen 7 5700X搭載(GPU搭載機で価格を抑えたい人に)
GPU搭載機で価格を抑えたい人に
- 価格の目安
- 約17万円(169,980円・2026年10月時点)
- CPU
- AMD Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド)
- GPU
- GeForce RTX 3050 6GB
- メモリ
- 16GB DDR4-3200
- ストレージ
- 500GB Gen4 SSD
グラフィックボードを積んだGALLERIAの中で、価格を抑えた構成です。GPUはRTX 3050 6GB、CPUは8コア16スレッドのRyzen 7 5700X。ドスパラの公式ページには3DMark Time Spyのスコアが5140と表示されています。
推奨環境が数世代前のGPUになっている軽めのゲームや、画質を下げて遊ぶ前提なら候補になります。メモリは2位と違ってDDR4です。重いゲームを標準の画質で遊びたいなら、RTX 5050を積んだ1位と比べてから決めてください。
- CPU:AMD Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド)
- GPU:GeForce RTX 3050 6GB
- メモリ:16GB DDR4-3200
- ストレージ:500GB Gen4 SSD
- 電源:650W/80PLUS BRONZE
- 3DMark Time Spyスコア:5140(基本構成時のメーカー公表値)
- 価格の目安:約17万円(169,980円・2026年10月時点)
よくある質問
PS5とゲーミングPC、画質はどちらがきれいですか
PCの性能次第です。高性能なグラフィックボードを積んだPCなら、PS5より高い画質やfpsを出せるゲームもあります。一方、20万円前後の入門クラスのPCでは、PS5と同じくらい、またはそれより低い設定で遊ぶことになる場合もあります。画質を重視するなら、遊びたいゲームの推奨環境を確認してください。
PS5でもキーボードとマウスは使えますか
使えるかどうかはゲームごとに異なります。対応しているゲームでも、PCのように自由に設定を変えられるとは限りません。キーボードとマウスで遊ぶことが前提なら、PCを選んだほうが迷いません。
PS5のゲームをPCで遊ぶことはできますか
一部のタイトルはPC版も発売されていますが、すべてではありません。遊びたいゲームがPC版で出ているかは、ゲームの公式サイトやSteamのストアページで確認してください。
ゲーミングPCは何年くらい使えますか
使い方や、遊びたいゲームに求められる性能によって変わります。長く使うコツや買い替えの目安はゲーミングPCの寿命は何年?で詳しく書いています。
PS5とPC、両方持つ意味はありますか
遊びたいゲームが両方に分かれているなら意味があります。ただ、同じゲームを両方で遊ぶだけなら、片方で十分です。まずは片方を選び、足りないと感じたときにもう片方を考えるのがむだの少ない進め方です。
まとめ
PS5があればゲーミングPCはいらないかどうかは、遊びたいゲームと、ゲーム以外にPCを使うかで決まります。遊びたいゲームがPS5で出ていて、テレビの前でコントローラーで遊ぶのが中心なら、PS5で十分です。2026年4月の改定後でも、日本語専用モデルなら55,000円から始められます。
PCでしか遊べないゲームがある、キーボードとマウスで対戦したい、144Hz以上の画面で高いfpsを出したい、配信や動画編集もしたい。こうした人はゲーミングPCを選ぶ意味があります。その場合はモニターなどの周辺機器も含めて予算を組み、遊びたいゲームの推奨環境と見比べてから選んでください。


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