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「ゲーミングPCを買ったけれど、思っていたのと違った」という声は珍しくありません。性能が足りなかったという話よりも、置き場所・音・コンセント・周辺機器の予算といった、カタログの数字に出てこないところでつまずく例が多く見られます。
先に結論を書きます。ゲーミングPCで後悔しやすいのは、本体の予算だけを考えて、モニター・マウス・キーボード・電源まわりにお金と場所を残しておかなかったときです。本体を選ぶ前に、総予算の配分と設置場所の実寸を決めておくと、「思っていたのと違った」の大半は避けられます。
この記事では、よく挙がる後悔のポイントを整理し、買う前に確認しておく手順、置き場所と音の考え方、周辺機器にいくら残すかの目安を紹介します。数値はメーカー公表値、価格は2026年9月時点の目安です。
結論:本体だけで予算を使い切らない
ゲーミングPCは本体だけでは遊べません。モニター、マウス、キーボード、そして電源を取るためのタップが要ります。ヘッドセットやマイクを足す人も多いでしょう。ここを後回しにすると、本体が届いた日に「映すものがない」「コンセントが足りない」という事態になります。
そこで、総予算を先に決め、本体と周辺機器に分けて考えます。目安としては次のような配分です。すでに持っている機材があれば、その分を本体に回せます。
| 総予算 | 本体にかける目安 | 周辺機器・電源まわりに残す目安 |
|---|---|---|
| 15万円 | 約11〜12万円 | 約3〜4万円 |
| 20万円 | 約15〜16万円 | 約4〜5万円 |
| 25万円 | 約19〜20万円 | 約5〜6万円 |
周辺機器に残す割合は、総額の2〜3割が一つの目安です。モニターを新しく買うかどうかで大きく変わるため、手持ちの機材を書き出してから配分を決めると失敗しにくくなります。本体の価格帯そのものを抑えたい場合は10万円以下のゲーミングPCの選び方もあわせてご覧ください。
後悔しやすい点
よく挙がる後悔は、次の7つにおおよそ分けられます。どれも製品の欠陥ではなく、「買う前に確認していなかった」ことから生まれるものです。
電源ユニットの容量がぎりぎりだった
グラフィックボード(GPU)を積むゲーミングPCは、電源ユニットの容量に余裕が要ります。NVIDIAは、GeForce RTX 50シリーズの各モデルについて「推奨システム電力」を公表しています。これはグラフィックボード単体の消費電力ではなく、PC全体で用意しておきたい電源容量の目安です。
| モデル | グラフィックスカード消費電力 | 推奨システム電力 |
|---|---|---|
| GeForce RTX 5060 | 145W | 550W |
| GeForce RTX 5060 Ti | 180W | 600W |
| GeForce RTX 5070 | 250W | 650W |
| GeForce RTX 5070 Ti | 300W | 750W |
| GeForce RTX 5080 | 360W | 850W |
NVIDIAは、システム構成によってはこれより高い容量が求められる場合があるとも書き添えています。既製品のゲーミングPCを買うなら電源は組み込み済みですが、あとからグラフィックボードを載せ替える予定があるなら、そのときに必要な容量まで見越して選ぶと安心です。詳しい仕様はNVIDIAの製品ページで確認できます。
電源コネクタの形も確認しておきたいところです。NVIDIAの公表内容では、RTX 5060は8ピンのPCIe電源コネクタ1本、RTX 5080は8ピン3本(付属変換アダプター使用時)または450W以上に対応したPCIe Gen 5ケーブル1本が求められます。自分で部品を足す場合は、手持ちの電源ユニットから必要な本数のケーブルが出ているかを見ておきましょう。
本体が思ったより大きかった
写真では大きさが伝わりません。デスクトップのゲーミングPCは冷却のために内部の空間を広く取る設計が多く、机の下に入らない、引き出しにぶつかる、といった声が出やすい部分です。ケースの寸法はメーカーの仕様表に記載されているので、メジャーで置き場所を測ってから見比べます。
寸法だけでなく、前後左右に空ける余白も要ります。吸気口と排気口をふさぐと熱がこもりやすくなるため、壁や家具からある程度離して置ける場所かどうかも見ておきます。
モニターやマウスの予算を忘れていた
いちばん多い後悔がこれです。本体の性能が高くても、60Hzのモニターにつなげば画面の描き換えは毎秒60回までです。高いフレームレートを出せる構成にしたのに、画面がそれに追いつかない、という組み合わせは起こりがちです。
マウスとキーボードも同じで、手元にあった事務用のものをそのまま使い続けると、操作の精度で不満が出やすくなります。モニターの選び方はゲーミングモニターの選び方で詳しく説明しています。
グラフィックボードだけ高く、ほかが釣り合わない
グラフィックボードの型番だけを見て選ぶと、CPU・メモリー・SSDの容量が追いつかず、全体としての快適さが出にくくなります。とくにSSDは、最近のゲームは1本で100GBを超えるものもあり、容量不足に悩まされやすい部分です。
グラフィックボードを1段階下げて、そのぶんメモリーを増やす、SSDの容量を上げる、モニターの予算に回す、という配分のほうが満足につながる場合もあります。
ファンの音が気になる
ゲーム中はCPUとグラフィックボードが発熱し、ファンの回転数が上がります。静かな部屋、夜間、家族と同じ部屋、といった環境では、この音が想像以上に気になることがあります。音の感じ方は個人差が大きく、数値だけでは判断しにくい部分です。
音そのものを減らすには冷却や設置の工夫が要りますが、ヘッドセットで音を聞くようにするだけでも、体感はかなり変わります。
あとから増やせない構成だった
「あとでメモリーを足そう」と考えていたのにスロットが埋まっていた、SSDを増設しようとしたらM.2スロットが1つしかなかった、というのもよくある話です。メーカーの仕様表には、メモリースロットの数と空き、M.2スロットの数、内蔵ドライブを増やせるベイの数が書かれています。
増設の余地は、そのPCをどれくらい長く使えるかにも関わります。買い替えの目安についてはゲーミングPCの寿命と買い替えの目安でまとめています。
電気代とコンセントの数
ゲーミングPCは、一般的な事務用PCより消費電力が大きくなります。電気料金の単価は契約している電力会社とプランによって違うので、検針票や電力会社のマイページに書かれている1kWhあたりの単価を確認してから計算します。
計算式は「消費電力(kW)×使用時間(h)×単価(円/kWh)」です。仮に、PCとモニターを合わせて1時間あたり0.3kWを使い、1日3時間、月30日遊ぶとして、単価を30円で計算すると、0.3×3×30×30=810円という見当になります。ここで使った0.3kWと30円はあくまで仮の値で、構成や設定、契約プランによって上下します。
もう一つ見落としやすいのがコンセントです。本体、モニター、スピーカーやライト、スマートフォンの充電まで含めると、口数が足りなくなりがちです。
買う前のチェックリスト
ここからは、注文ボタンを押す前に確認しておきたい項目を順番に並べます。上から順に進めると、後戻りが少なくて済みます。
手順1:遊びたいゲームの推奨スペックを確認する
遊びたいゲームの公式サイトやストアページには、必要動作環境と推奨動作環境が書かれています。複数のタイトルを遊ぶなら、いちばん重いゲームを基準にします。ここを決めないと、どのくらいの性能が要るかが判断できません。
手順2:総予算を決めて、本体と周辺機器に分ける
先の表を参考に、総額を本体と周辺機器に分けます。手持ちのモニターやマウスをそのまま使うのか、買い替えるのかもここで決めます。使い回すつもりなら、その機材の端子とリフレッシュレートを調べておきます。
手順3:グラフィックボードと電源容量の組み合わせを見る
候補のPCに載っているグラフィックボードについて、メーカーが公表している推奨システム電力と、そのPCの電源ユニットの容量を見比べます。将来グラフィックボードを載せ替えるつもりなら、そのときに必要な容量も考えておきます。
手順4:置き場所の実寸を測る
机の下、机の上、ラックの中など、置く予定の場所の幅・奥行き・高さをメジャーで測ります。そのうえで、仕様表のケース寸法と比べます。吸気と排気のための余白、前面の端子に手が届くか、電源ボタンを押せる向きに置けるかも見ておきます。
手順5:コンセントと電源タップの口数を数える
PC本体、モニター、スピーカー、ライト、ルーター、充電器と、机の周りでつなぐものを書き出して数えます。壁のコンセントが2口しかないことも多いので、口数に余裕のある電源タップを用意します。合計の消費電力がタップの上限(一般的な製品で1500W)を超えないことも確認します。
手順6:増設できる余地を確認する
メモリースロットの数と空き、M.2スロットの数、ドライブベイの数を仕様表で見ます。あわせて、ケース内にグラフィックボードを収められる最大の長さ、CPUクーラーの高さの上限も確認しておくと、あとで部品を交換するときに困りません。
手順7:保証とサポートの内容を確認する
メーカー保証の期間、延長保証の有無、故障時の窓口と修理の流れを確認します。自作ではなく既製品を選ぶ利点の一つがここなので、価格だけでなく保証の条件も見比べる価値があります。
置き場所と騒音の確認
置き場所は、性能と同じくらい満足度を左右します。確認しておきたいのは次の点です。
- 吸気口をふさがない:壁や家具にぴったり付けると、空気の流れが悪くなります。前面・側面・背面のどこから吸って、どこへ出すのかを見てから向きを決めます。
- 床に直接置かない:床の近くはホコリが多く、内部にたまりやすくなります。カーペットの上に直接置くと、底面から吸気するタイプでは吸い込み口をふさいでしまいます。
- 音の伝わり方を考える:机の天板の上に置くと、振動が板に伝わって音が大きく感じられることがあります。逆に机の下は音がこもりにくい反面、足が当たりやすくなります。
- 夜に使う時間帯を想定する:日中は気にならない音も、静かな夜間には目立ちます。寝室と同じ部屋なら、ヘッドセットを使う前提で考えておくと無難です。
- 配線の逃げ道を作る:電源ケーブル、映像ケーブル、USB機器と、背面から出るケーブルは思ったより多くなります。背面に10cm程度の余裕があると取り回しが楽になります。
なお、置き場所の自由度を優先するならノート型という選択肢もあります。その場合の注意点はゲーミングノートで後悔しやすい点にまとめています。
周辺機器にいくら残すか
ここからは、本体と同時にそろえておきたい周辺機器を紹介します。モニター、キーボード、マウス、電源タップの4点で、おおよそ4万円台からそろえられます。価格は2026年9月時点の目安です。
| 製品 | 役割 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| LG UltraGear 24GS60F-B | 180Hz対応のモニター | 約2.5万円 |
| ロジクール G213r | 手ごろな有線キーボード | 約7,900円 |
| Logicool G304 | 軽快なワイヤレスマウス | 約5,700円 |
| サンワサプライ TAP-SP2110SW-3 | 10口・雷ガード付き電源タップ | 約3,800〜5,400円 |
1位:LG UltraGear 24GS60F-B(180Hz対応で本体の性能を受け止める)
180Hz対応で本体の性能を受け止める
- 価格の目安
- 約2.5万円(2026年9月時点)
- サイズ
- 23.8インチ(IPS)
- 解像度
- 1920×1080(フルHD)
- 表示速度
- 最大180Hz
- 応答速度
- 1ms(GTG)
- 価格の目安:約2.5万円(2026年9月時点)
- 画面サイズ:23.8インチ(IPS)
- 解像度:1920×1080(フルHD)
- リフレッシュレート:最大180Hz
- 応答速度:1ms(GTG)
- 映像入力:HDMI×1、DisplayPort 1.4×1、ヘッドホン端子×1
- 対応機能:NVIDIA G-SYNC Compatible、AMD FreeSync、HDR10
- 色域:sRGB 99%(メーカー公表値)
- 調整機能:チルト-5°〜15°、VESA 100×100mm対応(高さ調整は非対応)
- 消費電力:オンモード17W、待機時0.5W(メーカー公表値)
- 重量:4.0kg(スタンド装着時)
ゲーミングPCの性能を画面側で受け止めるための、入口にあたる1台です。フルHDで最大180Hzに対応しており、60Hzのモニターからの乗り換えでは画面の動きの見え方が変わります。フルHDはグラフィックボードへの負担が比較的軽く、高いフレームレートを狙いやすい解像度でもあります。
高さ調整機構は付いていないため、目線の高さを合わせたい場合はVESA対応を生かしてモニターアームを組み合わせる方法があります。消費電力はオンモードで17Wと公表されており、電気代の計算に入れるときの参考になります。仕様はLGの製品ページで確認できます。
2位:ロジクール G213r(パームレスト一体の有線キーボード)
パームレスト一体の有線キーボード
- 価格の目安
- 約7,900円(2026年9月時点・公式ストア7,920円)
- 方式
- メックドーム
- キーストロー
- 4mm、作動力:50g(メーカー公表値)
- 接続
- 有線USB
- サイズ
- フルサイズ(パームレスト一体・角度2段階調整)
- 価格の目安:約7,900円(2026年9月時点・公式ストア7,920円)
- 方式:メックドーム
- キーストローク:4mm、作動力:50g(メーカー公表値)
- 接続:有線USB
- サイズ:フルサイズ(パームレスト一体・角度2段階調整)
- ライティング:RGB(5ゾーン・約1,680万色)
- その他:専用メディアコントロール、耐水設計(60mlの液体でのテストをメーカーが公表)
- 設定ソフト:ロジクール G HUB
本体の予算を圧迫せずにキーボードを整えたいときの候補です。「メックドーム」と呼ばれる方式で、メーカーは4mmのキーストロークと50gの作動力、静かな打鍵音を特徴に挙げています。パームレストが一体になっており、角度を2段階で変えられます。
音量調整や再生・停止の専用キーが並んでいるので、ゲーム中に音楽や動画の音量を変えたいときに手を止めずに済みます。RGBのライティングは5つのゾーンに分かれ、専用ソフトで色を設定できます。まずは有線で安定して使いたい人に向いた構成です。
3位:Logicool G304(単三電池1本で動くワイヤレスマウス)
単三電池1本で動くワイヤレスマウス
- 価格の目安
- 約5,700円(2026年9月時点・公式ストア5,720円)
- 接続
- LIGHTSPEEDワイヤレス(USBレシーバー同梱)
- センサー
- HERO(200〜12,000DPI)
- トラッキング
- 最大400IPS(メーカー公表値)
- レポートレー
- 1ms
- 価格の目安:約5,700円(2026年9月時点・公式ストア5,720円)
- 接続:LIGHTSPEEDワイヤレス(USBレシーバー同梱)
- センサー:HERO(200〜12,000DPI)
- トラッキング速度:最大400IPS(メーカー公表値)
- レポートレート:1ms
- 電源:単三電池×1、最大250時間(メーカー公表値)
事務用のマウスから乗り換える最初の1台として選びやすい製品です。USBレシーバーでつなぐLIGHTSPEEDワイヤレスで、メーカーによると単三電池1本で最大250時間動作します。充電のタイミングを気にせず、電池を入れ替えれば使い続けられる点は、長時間遊ぶ人にとって扱いやすい仕組みです。
ケーブルがないぶん机の上がすっきりし、キーボードとの距離も自由に取れます。センサーはHEROで、200〜12,000DPIの範囲で感度を設定できます。もう少し予算をかけられる場合は、軽さや形の合うモデルを比べてから決めるのもよいでしょう。
4位:サンワサプライ TAP-SP2110SW-3(10口・個別スイッチ付きの電源タップ)
10口・個別スイッチ付きの電源タップ
- 価格の目安
- 約3,800〜5,400円(2026年9月時点)
- 差込口
- 2P×10個
- スイッチ
- 各口の個別スイッチ+一括スイッチ
- 定格
- 15A・125V(最大1500W)
- 雷ガード
- サージ耐量2500A
- 価格の目安:約3,800〜5,400円(2026年9月時点)
- 差込口:2P×10個
- スイッチ:各口の個別スイッチ+一括スイッチ
- 定格:15A・125V(最大1500W)
- 雷ガード:サージ耐量2500A
- コード長:3m
- 安全機能:トラッキング防止、安全シャッター、過負荷保護(リセット機能付き)
- サイズ・重量:W288×D56×H35mm、570g
- その他:マグネットで金属面に固定可能
見落とされがちですが、机の周りの口数不足はかなりの頻度で起こります。この製品は差込口が10個あり、PC本体、モニター、スピーカー、ルーター、充電器まで1本でまかなえます。差込口ごとにスイッチが付いているため、使わない機器だけを切ることができます。
雷ガードはサージ耐量2500Aと公表されています。定格は1500Wまでなので、電気ストーブのような消費電力の大きい機器を同じタップにつながないよう注意してください。コードは3mあり、壁のコンセントが机から離れていても届きやすい長さです。詳しい仕様はサンワダイレクトの製品ページで確認できます。
買ってから後悔を減らす方法
すでに買ったあとでも、設定と置き方で改善できることがあります。
- 電源モードを見直す:Windows 11では、Microsoftのサポート情報によると「スタート」→「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」を開き、「電源モード」から「最適なパフォーマンス」「バランス」「最高の電力効率」を選べます。ゲーム中は性能を優先する設定にし、普段はバランスに戻す、という使い分けができます。
- ゲーム内の画質設定を下げる:解像度を下げる、影や反射の品質を落とすだけで、フレームレートが上がり、ファンの回転数も下がります。性能不足に感じたら、買い替えの前にここを見直します。
- グラフィックドライバーを更新する:新しいゲームでは、対応したドライバーで動作が改善することがあります。メーカーの公式アプリから更新できます。
- 吸気口のホコリを取る:フィルターや吸気口にホコリがたまると、冷却が落ちてファンの音が大きくなります。電源を切って、定期的に取り除きます。
- 使わないときは電源を切る:個別スイッチ付きの電源タップなら、モニターや周辺機器の待機電力を抑えられます。
- ヘッドセットを使う:ファンの音が気になる場合、音の出口を耳元に移すだけで体感は変わります。家族と同じ部屋で遊ぶときにも役立ちます。
よくある質問
ゲーミングPCはいらない、と言われるのはなぜですか?
遊ぶゲームが軽いものだけだったり、すでに家庭用ゲーム機で足りていたりする場合は、費用に見合わないという意味でそう言われることがあります。反対に、高いフレームレートで遊びたい、配信や動画編集もしたい、MODを使いたいといった目的があるなら、選ぶ理由ははっきりしています。目的を先に決めるのが判断の近道です。
予算はいくらから考えればよいですか?
遊びたいゲームの推奨動作環境によって変わるため、一律の金額はありません。ただし、本体だけでなくモニターや入力機器を含めた総額で考える点は共通です。手持ちの機材がない場合は、総額の2〜3割を周辺機器に見込んでおくと計画が立てやすくなります。
電源ユニットの容量はどれくらい必要ですか?
載せるグラフィックボードによって変わります。NVIDIAは、たとえばGeForce RTX 5070で推奨システム電力650W、RTX 5080で850Wという値を公表しています。システム構成によってはこれより高い容量が求められる場合があるとも書かれているので、余裕を見て選ぶのが無難です。
ファンの音はどのくらいうるさいですか?
機種、構成、室温、遊ぶゲームの重さによって変わるため、一概にはいえません。音の感じ方にも個人差があります。静かさを重視するなら、冷却に余裕のある構成を選ぶ、置き場所を工夫する、ヘッドセットを併用するといった対策を組み合わせるのが現実的です。
あとからグラフィックボードだけ交換できますか?
デスクトップであれば交換できる場合が多いですが、条件があります。ケース内に収まる長さか、電源ユニットの容量とコネクタの本数が足りるか、マザーボードのスロットが空いているかを事前に確認してください。購入時の仕様表に記載があります。
ノート型とデスクトップ、どちらを選ぶべきですか?
置き場所に余裕があり、動かさないならデスクトップが有利になりやすく、部屋が狭い・持ち運ぶ・片付けたいならノート型に利点があります。どちらが優れているかではなく、生活のしかたに合うかどうかで決めると後悔しにくくなります。
まとめ
ゲーミングPCの後悔は、性能より「買う前に見ていなかったこと」から生まれやすいものです。最後にもう一度整理します。
- 総予算を先に決め、2〜3割を周辺機器と電源まわりに残す
- グラフィックボードの推奨システム電力と、電源ユニットの容量を見比べる
- 置き場所の幅・奥行き・高さを測り、吸気の余白と配線の逃げ道も見込む
- コンセントの口数を数え、口数と定格に余裕のある電源タップを用意する
- メモリースロット、M.2スロット、ドライブベイの空きを仕様表で確認する
- 買ったあとも、電源モードと画質設定、ホコリの除去で快適さは変えられる
これらを注文前に一度確認しておくだけで、「思っていたのと違った」と感じる場面はかなり減らせます。周辺機器から順にそろえたい場合は、モニターの選び方から見直してみてください。
予算10万円前後で考えている場合は、現実的な構成をまとめた記事があります。
→ 10万円前後のゲーミングPCの選び方|何ができるか
セキュリティソフトを追加で買うべきかは、Windows標準の機能で足りるかで判断できます。
→ ゲーミングPCにセキュリティソフトはいらない?Defenderで足りる人・足りない人
PS5とゲーミングPCのどちらにするかは、遊びたいゲームで決まります。
→ PS5があればゲーミングPCはいらない?PS5で十分な人・PCが要る人
ゲーミングPCに最初から入っている不要なアプリを、消してよいもの・残すものに分けて整理しました。
→ ゲーミングPCのいらないアプリ|消してよいもの・消してはいけないものとOneDriveの止め方


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