プリンターの選び方|インクジェットとレーザーの違いと維持費

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プリンター選びでいちばん迷うのが「インクジェットとレーザー、どちらにするか」です。ところが売り場の表示を見比べても、片方は「1枚あたり約3.7円」、もう片方は「約3.3円/枚」と似た数字が並び、差がわかりません。この数字は、メーカーによって何を含めた金額なのかが違います。

この記事では、2つの方式の違い、インクの入れ方による維持費の差、スマホからの印刷、置き場所の決め方を整理し、後半で2026年9月時点に国内で販売されている6製品を紹介します。スペックはメーカー公式サイトの公表値、価格は同時点の通販最安値の目安です。

  1. 結論:年に何枚刷るかで方式が決まる
  2. インクジェットとレーザーの違い
    1. 仕組みが違う
    2. 速さと使える用紙
  3. インクの方式と維持費
    1. カートリッジ式と大容量インクタンク式
    2. 1枚あたりの費用を比べる
    3. 数字の前提がメーカーで違う
    4. 5年でいくら違うか
  4. 買う前に決める手順
    1. 手順1:年間の印刷枚数を数える
    2. 手順2:写真を刷るかどうかを決める
    3. 手順3:コピーとスキャンが要るか決める
    4. 手順4:置き場所の寸法を測る
    5. 手順5:手順1の枚数で5年分を計算する
  5. スマホから印刷するには
    1. 同じWi-Fiにつなぐのが前提
    2. アプリとOS標準の印刷
    3. うまくいかないときの切り分け
  6. あると助かる機能
    1. 自動両面印刷
    2. ADF(自動原稿送り装置)
    3. 液晶と給紙
  7. 置き場所とサイズ
  8. おすすめのプリンター
    1. 1位:キヤノン PIXUS G3390(1枚あたりの費用を抑えたい人へ)
    2. 2位:エプソン EW-M757TW(文書と写真の両方を刷る人へ)
    3. 3位:ブラザー HL-L2460DW(白黒の書類を速く刷る人へ)
    4. 4位:ブラザー DCP-L2660DW(原稿をまとめて取り込みたい人へ)
    5. 5位:キヤノン PIXUS TS8930(写真の色数を重視する人へ)
    6. 6位:ブラザー DCP-J529N(本体価格を抑えたい人へ)
  9. よくある質問
    1. 年賀状だけのためにプリンターを買うべき?
    2. モノクロレーザーは1枚あたりが安いと聞いたのに、表では安くないのはなぜ?
    3. プリンターの寿命はどれくらい?
    4. スマホしか持っていなくても使える?
    5. ADFは家庭でも要る?
  10. まとめ

結論:年に何枚刷るかで方式が決まる

次の3点で絞り込むと外しにくくなります。

  • 年に300枚以下なら本体が安いカートリッジ機:枚数が少なければ、1枚あたりの差額より本体価格の差が大きく効きます
  • 年に1000枚を超えるなら大容量インクタンク機:ボトルでインクを注ぐ方式は1枚あたりの費用が下がり、5年ほど使うと本体価格の差を追い越します
  • 白黒の書類を速く大量に刷るならモノクロレーザー:A4片面で毎分30枚を超える機種があり、本体も1万円台から選べます

写真や年賀状をきれいに刷りたいなら色数の多いインクジェット、事務書類が中心ならレーザーかインクタンク機という分け方が基本です。写真をレーザーで刷る使い方は、対応する用紙が限られるため向きません。

インクジェットとレーザーの違い

仕組みが違う

インクジェットは液体のインクを紙に吹き付ける方式、レーザーは粉状のトナーを紙にのせ、熱で溶かして定着させる方式です。この「熱で定着させる」という工程が、レーザー機の特徴のほとんどを説明します。

ブラザーのHL-L2460DWの仕様表には、ウォームアップタイムが「電源投入から22秒以下」「スリープモードから9.5秒以下」と書かれています。印刷前に定着部を温めるためです。消費電力も「印刷中(平均)約460W」「ピーク時約740W」と大きく、エプソンのEW-M757Tシリーズの「約15W(スタンドアローンコピー時)」とは桁が違います。置くときは電源まわりに余裕があるか見ておきたいところです(延長コード・電源タップの安全な使い方)。

速さと使える用紙

印刷の速さはレーザーが優位です。HL-L2460DWはA4片面モノクロで約34枚/分、両面でも約16ページ/分。いっぽうインクジェットは、EW-M757Tシリーズがモノクロ約12ipm・カラー約9.0ipm、G3390がモノクロ約11.0ipm・カラー約6.0ipmという水準で、数十枚まとめて出す用途では待ち時間に差が出ます。

ただし使える用紙はレーザーのほうが狭くなります。HL-L2460DWの仕様表では、標準トレイで使える用紙は「普通紙、再生紙、はがき」、手差しでも「普通紙、再生紙、ラベル紙、封筒、はがき」で、写真用の光沢紙は入っていません。写真が目的ならインクジェットに絞られます。

インクの方式と維持費

カートリッジ式と大容量インクタンク式

インクジェットのインクの入れ方は2通りです。使い切ったら丸ごと交換するカートリッジ式と、本体のタンクにボトルから注ぐ大容量インクタンク式。後者をエプソンは「エコタンク」、キヤノンは「ギガタンク」と呼んでいます。

カートリッジ式は本体が1万円台から、インクタンク式は2万〜4万円台と高めですが1枚あたりの費用が大きく下がります。エプソンは公式サイトで、エコタンク搭載のEW-M757TWとカートリッジ式のEP-887AWを比べ、A4カラー文書1枚あたりを「約3.7円」対「約14.8円」と示しています。

もうひとつの分かれ目は色数です。多くの現行機は独立インクで、減った色だけ足せます。EW-M757Tシリーズは顔料と染料の2種類の黒にカラーを加えた5色、TS8930は6色ハイブリッド、G3390とDCP-J529Nは4色という構成で、写真を重視するほど色数が増えます。

1枚あたりの費用を比べる

各社が公表しているA4文書1枚あたりの費用を並べます。いずれも消耗品の代金で、用紙代は含みません(L判写真だけはインクと用紙の合計です)。

製品 方式 A4モノクロ A4カラー L判写真
キヤノン PIXUS G3390 大容量インクタンク 約0.5円 約1.0円 (公表なし)
エプソン EW-M757TW 大容量インクタンク 約1.6円 約3.7円 約12.2円
ブラザー DCP-J529N カートリッジ 約2.9円 約11.4円 (公表なし)
ブラザー HL-L2460DW モノクロレーザー 約3.3円 - -
キヤノン PIXUS TS8930 カートリッジ 約4.6円 約13.1円 約23.9円
エプソン EP-817A カートリッジ (公表なし) 約21.2円 約37.3円

ここで気づくのは、モノクロ1枚の安さでレーザーが先頭に立っていないことです。大容量インクタンク機のほうが数字の上では下回ります。レーザーを選ぶ理由は単価より速さと耐久性にあります。

数字の前提がメーカーで違う

公表値を並べるときは、何を含んだ金額かを確認します。ブラザーはHL-L2460DWの注記で「TN32JXXL使用時、A4/JIS X 6931公表値の税込み価格」としたうえで、「ドラムを含むトータルランニングコストは約4.0円/枚となります」と明記しています。トナーだけなら約3.3円、感光体であるドラムユニットの交換費用まで足すと約4.0円という意味です。

キヤノンはG3390の仕様ページで「A4普通紙(モノクロ文書)のインクコスト(税込)」と書いており、インク代のみの数字だと分かる書き方です。エプソンもA4文書は印刷コスト、L判写真だけ「インク・用紙合計コスト」と区別しています。レーザーはドラム込みで見る、インクジェットは用紙代を別に足すと覚えておくと比べやすくなります。

5年でいくら違うか

カラー文書を年1200枚(月100枚)刷った場合の5年分を概算します。本体価格は2026年9月時点の通販最安値の目安、消耗品は各社の公表値です。用紙代・電気代・ヘッドの清掃で使うインクは含みません。

製品 本体の目安 消耗品5年分 合計の目安
キヤノン PIXUS G3390 約2万6千円 約6千円 約3万2千円
エプソン EW-M757TW 約4万3千円 約2万2千円 約6万5千円
ブラザー DCP-J529N 約1万3千円 約6万8千円 約8万1千円
キヤノン PIXUS TS8930 約3万3千円 約7万9千円 約11万2千円

本体がいちばん安いDCP-J529Nが、5年後には上から3番目になります。逆に年120枚(月10枚)しか刷らないなら消耗品は10分の1で、本体の安い機種が有利です。

買う前に決める手順

手順1:年間の印刷枚数を数える

直近1年で刷ったものを、白黒の書類・カラーの資料・写真に分けてざっと数えます。年賀状を出すならその枚数も別に数えます。100枚単位の概算で十分です。

手順2:写真を刷るかどうかを決める

写真やはがきの仕上がりを重視するなら色数の多いインクジェット、書類だけならレーザーか大容量インクタンク機が候補です。ここで方式が半分決まります。

手順3:コピーとスキャンが要るか決める

印刷だけでよければ単機能機、コピーやスキャンも使うなら複合機です。単機能機は本体が小さく安くなります。原稿を何枚も続けて取り込むならADFの有無も見ます。

手順4:置き場所の寸法を測る

幅・奥行き・高さに加えて、用紙トレイを伸ばしたときの奥行きと、ふたを開ける高さの余裕も測ります。使用時と収納時で奥行きが20cm近く変わる機種もあります。

手順5:手順1の枚数で5年分を計算する

候補が2〜3機種に絞れたら、1枚あたりの費用に年間枚数と5年を掛け、本体価格に足します。本体の安さに引かれて選んだ機種が高くつくかどうかが、ここで見えます。

スマホから印刷するには

同じWi-Fiにつなぐのが前提

スマホから印刷するには、プリンターとスマホを同じWi-Fiにつなぐのが基本です。EW-M757TシリーズはIEEE802.11b/g/n(Wi-Fi 4)、G3390とTS8930はIEEE802.11ac/n/g/b/a、DCP-J529NとHL-L2460DWはIEEE802.11a/b/g/nに対応しています。ac対応やa対応の機種は5GHz帯も使えます。

ルーターから遠い部屋では印刷が途中で止まることがあります。電波が届きにくいと感じたら置き場所や帯域を見直してください(Wi-Fiが遅いときに試すこと)。

アプリとOS標準の印刷

各社がスマホ用のアプリを用意しています。エプソンはEW-M757Tシリーズの特長ページで「Epson Smart Panel」を挙げ、本体に近づけて機種名を選ぶ接続やQRコードでの接続に対応すると説明。キヤノンはG3390のページで「おうちでスマホプリ」、ブラザーはDCP-J529Nのページで「Brother Mobile Connect」を案内し、AirPrintとMopriaへの対応も明記しています。

AirPrintはiPhoneやiPadの標準の印刷機能、MopriaはAndroid向けの印刷の仕組みで、対応していればアプリなしで共有メニューから印刷できます。

うまくいかないときの切り分け

印刷できないときは、プリンターの電源とWi-Fiの接続状態、スマホが同じネットワークにつながっているかを順に確かめます。ゲストWi-Fiは機器同士が通信できない設定のことがあります。パソコンから使うならUSBケーブルで直接つなぐ方法もあり、その際はケーブルの規格を確認してください(USBケーブルの選び方)。

あると助かる機能

自動両面印刷

紙を裏返さずに両面を刷る機能で、紹介する6製品はいずれも対応します。ただし対応する用紙が決まっており、ブラザーのレーザー2機種は「普通紙、再生紙/A4」、DCP-J529NはA4・A5・B5の普通紙、TS8930はA4・A5・B5・レター・はがきです。はがきの両面も自動で刷りたいなら仕様表を見ます。

ADF(自動原稿送り装置)

原稿を重ねてセットすると、1枚ずつ送りながらコピーやスキャンをしてくれる部品です。紹介する6製品のうちADFを備えるのはDCP-L2660DWだけで、最大50枚(80g/㎡)に対応します。書類をまとめて取り込む機会があるなら効きます。

液晶と給紙

操作パネルの液晶は、TS8930が4.3型TFTタッチパネル、EW-M757Tシリーズが4.3型ワイドタッチパネル、G3390とDCP-L2660DWが2.7型、HL-L2460DWはモノクロ1行のLCDです。給紙はレーザー機の標準トレイが250枚と多く、インクジェットは100枚前後(DCP-J529Nは前面トレイ150枚)が中心です。

置き場所とサイズ

注意したいのは使用時と収納時で数字が変わる機種があることです。EW-M757Tシリーズは収納時390×339×166mm、使用時390×525×198mmで奥行きが約19cm増え、棚の奥行きが40cmではトレイを伸ばした状態で収まりません。

製品 外形寸法(幅×奥行×高さ) 質量
エプソン EW-M757TW 収納時390×339×166mm/使用時390×525×198mm 約6.3kg
キヤノン PIXUS G3390 約416×363×177mm 約6.5kg
キヤノン PIXUS TS8930 約372×345×142mm 約6.6kg
ブラザー DCP-J529N W390×D343×H148.5mm 約6.3kg
ブラザー HL-L2460DW W356×D360×H183mm 約7.1kg
ブラザー DCP-L2660DW W410×D399×H319mm 約11.4kg

ADFを載せたDCP-L2660DWは高さ319mmと、他機種の2倍近くあります。重さも約11.4kgなので、棚に入れるなら高さと耐荷重を先に確かめてください。

電源は、レーザー機の印刷中の消費電力が大きい点に注意します。HL-L2460DWは印刷中の平均が約460W、エネルギー消費効率は74kWh/年です。待機電力を含めた見直しは家電の電気代を下げる使い方にまとめています。

おすすめのプリンター

2026年9月時点で国内で販売されている6製品です。価格は同時点の通販最安値の目安で変動します。

1位:キヤノン PIXUS G3390(1枚あたりの費用を抑えたい人へ)

1枚あたりの費用を抑えたい人へ

価格の目安
約2万6千円(2026年9月時点)
方式
大容量インクタンク(ギガタンク)・4色
印刷コスト
A4モノクロ約0.5円/A4カラー約1.0円
印刷速度
モノクロ約11.0ipm/カラー約6.0ipm、L判写真約37秒
外形寸法
約416×363×177mm、質量約6.5kg

ギガタンクを搭載したA4複合機です。公表されているインクコストはA4モノクロ約0.5円、A4カラー約1.0円で、今回並べた6製品のなかで最も低い数字です。インクはGI-31のボトル4色で、黒だけ顔料、カラー3色は染料です。印刷・コピー・スキャンと自動両面プリントに対応し、給紙は背面トレイ100枚(はがきは40枚)、ADFはありません。

  • 方式:大容量インクタンク(ギガタンク)・4色
  • 印刷コスト:A4モノクロ約0.5円/A4カラー約1.0円(インクのみ・税込)
  • 印刷速度:モノクロ約11.0ipm/カラー約6.0ipm、L判写真約37秒
  • 外形寸法:約416×363×177mm、質量約6.5kg
  • 無線LAN:IEEE802.11ac/n/g/b/a
  • 価格の目安:約2万6千円(2026年9月時点)

本体は2万円台後半と安くはありませんが、年1000枚を超えて刷るなら数年で差が縮みます。詳細はキヤノンの製品仕様ページで確認できます。

2位:エプソン EW-M757TW(文書と写真の両方を刷る人へ)

文書と写真の両方を刷る人へ

価格の目安
約4万3千円(2026年9月時点)
方式
大容量インクタンク(エコタンク)・5色(染料4色+顔料1色)
印刷コスト
A4モノクロ約1.6円/A4カラー約3.7円/L判写真約12.2円
印刷速度
モノクロ約12ipm/カラー約9.0ipm、L判写真約25秒
外形寸法
収納時390×339×166mm/使用時390×525×198mm、質量約6.3

エコタンク搭載のスタンダードモデルで、2024年11月8日発売です。5色構成で、A4文書はモノクロ約1.6円・カラー約3.7円、L判写真はインクと用紙の合計で約12.2円と公表されています。増量ボトルでの印刷可能枚数はブラック約4000ページ、カラー約3700ページ。液晶は4.3型ワイドタッチパネル、対応インクはケンダマとタケトンボです。

  • 方式:大容量インクタンク(エコタンク)・5色(染料4色+顔料1色)
  • 印刷コスト:A4モノクロ約1.6円/A4カラー約3.7円/L判写真約12.2円(税込)
  • 印刷速度:モノクロ約12ipm/カラー約9.0ipm、L判写真約25秒
  • 外形寸法:収納時390×339×166mm/使用時390×525×198mm、質量約6.3kg
  • 給紙:前面1段(A4最大100枚)+背面手差し1枚、自動両面プリント対応
  • 価格の目安:約4万3千円(2026年9月時点)

本体価格は今回の6製品で最も高い部類ですが、写真のコストが1枚あたり約12.2円と低く、写真もよく刷る家庭向けの選択肢になります。詳細はエプソンの製品ページに掲載されています。

3位:ブラザー HL-L2460DW(白黒の書類を速く刷る人へ)

白黒の書類を速く刷る人へ

価格の目安
約1万3千円(2026年9月時点)
方式
モノクロレーザー(プリント専用)
印刷コスト
約3.3円/枚(トナーのみ)/ドラム込み約4.0円/枚
印刷速度
片面約34枚/分、両面約16ページ/分、最大解像度1200×1200dpi
給紙
標準トレイ250枚+手差し1枚、自動両面印刷対応

プリント機能だけに絞ったモノクロレーザーです。A4片面モノクロで約34枚/分、両面でも約16ページ/分と速く、ウォームアップは電源投入から22秒以下、ファーストプリントは9.5秒以下です。約5000ページ印刷できる超・大容量トナーTN32JXXLを使うと約3.3円/枚、ドラムを含めると約4.0円/枚と公表されています。製品寿命は約5万ページまたは7年のいずれか早い方です。

  • 方式:モノクロレーザー(プリント専用)
  • 印刷コスト:約3.3円/枚(トナーのみ)/ドラム込み約4.0円/枚
  • 印刷速度:片面約34枚/分、両面約16ページ/分、最大解像度1200×1200dpi
  • 給紙:標準トレイ250枚+手差し1枚、自動両面印刷対応(普通紙・再生紙/A4)
  • 外形寸法:W356×D360×H183mm、質量約7.1kg(消耗品含む)
  • 消費電力:印刷中の平均約460W/ピーク約740W/ディープスリープ約0.4W
  • 価格の目安:約1万3千円(2026年9月時点)

コピーもスキャンもできない代わりに本体が1万円台前半です。全項目はブラザーの仕様ページにあります。

4位:ブラザー DCP-L2660DW(原稿をまとめて取り込みたい人へ)

原稿をまとめて取り込みたい人へ

価格の目安
約1万5千円(2026年9月時点)
方式
モノクロレーザー複合機(プリント/コピー/スキャン)
印刷コスト
約3.3円/枚(トナーのみ)/ドラム込み約4.0円/枚
印刷速度
片面約34枚/分、両面約16ページ/分
ADF
最大50枚、給紙は標準トレイ250枚+手差し1枚

HL-L2460DWと同じ印刷速度に、コピー・スキャンとADFを足したモノクロレーザー複合機です。ADFは最大50枚(80g/㎡)。印刷コストは約3.3円/枚、ドラムを含めると約4.0円/枚、製品寿命は約5万ページまたは7年です。2.7型カラー液晶タッチパネルを備え、Google Driveなどのクラウドにも対応します。

  • 方式:モノクロレーザー複合機(プリント/コピー/スキャン)
  • 印刷コスト:約3.3円/枚(トナーのみ)/ドラム込み約4.0円/枚
  • 印刷速度:片面約34枚/分、両面約16ページ/分
  • ADF:最大50枚、給紙は標準トレイ250枚+手差し1枚
  • 外形寸法:W410×D399×H319mm、質量約11.4kg
  • 価格の目安:約1万5千円(2026年9月時点)

単機能機との差額は2千円ほどでコピーとADFが付きます。ただし高さ319mm・約11.4kgと大きいため、置き場所は先に測っておきたいところです。

5位:キヤノン PIXUS TS8930(写真の色数を重視する人へ)

写真の色数を重視する人へ

価格の目安
約3万3千円(2026年9月時点)
方式
カートリッジ式インクジェット・6色ハイブリッド(独立)
印刷コスト
A4モノクロ約4.6円/A4カラー約13.1円/L判写真約23.9円
印刷速度
モノクロ約15.0ipm/カラー約10.0ipm
給紙
背面トレイ100枚+カセット100枚、自動両面プリント対応

6色ハイブリッド(独立)インクを積んだA4複合機です。文字用の顔料ブラックに加え、グレーを含む染料インクで階調を作ります。大容量カートリッジ使用時のランニングコストはA4カラー約13.1円、A4モノクロ約4.6円、L判写真約23.9円。背面トレイとカセットの2WAY給紙で各100枚、液晶は4.3型TFTタッチパネルです。

  • 方式:カートリッジ式インクジェット・6色ハイブリッド(独立)
  • 印刷コスト:A4モノクロ約4.6円/A4カラー約13.1円/L判写真約23.9円(大容量使用時・税込)
  • 印刷速度:モノクロ約15.0ipm/カラー約10.0ipm
  • 給紙:背面トレイ100枚+カセット100枚、自動両面プリント対応
  • 外形寸法:約372×345×142mm、質量約6.6kg
  • 価格の目安:約3万3千円(2026年9月時点)

1枚あたりの費用はインクタンク機に及びませんが、高さ142mmと今回の6製品でいちばん薄く、棚に収めやすい形です。年間の印刷枚数が少なく、写真の仕上がりを優先する場合の候補になります。

6位:ブラザー DCP-J529N(本体価格を抑えたい人へ)

本体価格を抑えたい人へ

価格の目安
約1万3千円(2026年9月時点)
方式
カートリッジ式インクジェット複合機・4色独立(LC511)
印刷コスト
A4モノクロ約2.9円/A4カラー約11.4円(税込)
給紙
前面トレイ150枚+手差し1枚、自動両面印刷対応
外形寸法
W390×D343×H148.5mm、質量約6.3kg

2025年10月発売のカートリッジ式インクジェット複合機です。インクはLC511シリーズの4色独立で、顔料ブラックとカラー3色の染料という構成。印刷コストはA4カラー約11.4円、A4モノクロ約2.9円です。前面トレイは150枚とこの価格帯では多め、無線LANは2.4GHz帯と5GHz帯に対応し、Brother Mobile ConnectのほかAirPrintとMopriaも使えます。

  • 方式:カートリッジ式インクジェット複合機・4色独立(LC511)
  • 印刷コスト:A4モノクロ約2.9円/A4カラー約11.4円(税込)
  • 給紙:前面トレイ150枚+手差し1枚、自動両面印刷対応(A4・A5・B5の普通紙)
  • 外形寸法:W390×D343×H148.5mm、質量約6.3kg
  • 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、ADFなし
  • 価格の目安:約1万3千円(2026年9月時点)

年に数百枚しか刷らない使い方なら本体の安さが効きます。枚数が増えるとカラー1枚約11.4円が重くなり、そこが乗り換えの目安になります。

よくある質問

年賀状だけのためにプリンターを買うべき?

年に数十枚のためだけなら、印刷サービスに出すほうが安く済む場合があります。本体価格に加えてインク代がかかるためです。ほかに書類や写真を刷る用事があるかで判断してください。

モノクロレーザーは1枚あたりが安いと聞いたのに、表では安くないのはなぜ?

比べる相手が大容量インクタンク機だからです。カートリッジ式(TS8930のA4モノクロ約4.6円)と比べればHL-L2460DWの約3.3円は低い数字ですが、G3390は約0.5円、EW-M757TWは約1.6円です。レーザーの利点は、A4片面約34枚/分という速さと約5万ページまたは7年という製品寿命にあります。

プリンターの寿命はどれくらい?

メーカーが公表している耐久性を目安にします。エプソンのEW-M757Tシリーズは「A4印刷時5万ページまたは5年」、ブラザーのHL-L2460DWとDCP-L2660DWは「約5万ページまたは7年のいずれか早い方」と記載されています。使い方によって前後します。

スマホしか持っていなくても使える?

使えます。今回の6製品はすべて無線LANを内蔵し、各社のアプリ(Epson Smart Panel、おうちでスマホプリ、Brother Mobile Connect)から印刷できます。AirPrintやMopriaに対応する機種なら、アプリなしでOSの共有メニューからも印刷できます。

ADFは家庭でも要る?

書類を何枚も取り込む機会があるなら役に立ちます。1枚ずつガラス面に載せる手間がなくなるためです。今回の6製品ではDCP-L2660DWが最大50枚のADFを備えます。年に数回なら、なくても困りにくい機能です。

まとめ

プリンター選びは、年に何枚刷るかを決めるところから始まります。年300枚以下なら本体の安いカートリッジ機、年1000枚超なら大容量インクタンク機、白黒を速く大量に刷るならモノクロレーザーで候補が絞れます。

維持費を比べるときは数字の前提をそろえます。ブラザーのようにトナーのみとドラム込みを分けて書くメーカーもあれば、キヤノンのようにインク代だけを示すメーカーもあります。本体価格に「1枚あたりの費用×年間枚数×5年」を足して比べてください。

置き場所は使用時の寸法で測ります。EW-M757Tシリーズのようにトレイを伸ばすと奥行きが約19cm増える機種や、ADF付きで高さ319mmのDCP-L2660DWもあります。スペックはメーカー公式の公表値、価格は2026年9月時点の通販最安値の目安です。購入前に最新の価格と在庫を確認してください。

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