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モニターの画面は、思っている以上に汚れます。皮脂の指紋、飲み物の飛び散り、静電気で吸い寄せられたホコリ。ところが画面はとてもデリケートで、やり方を間違えると拭きムラどころか、表面のコーティングが剥がれて元に戻らなくなります。この記事では、画面を傷つけずにきれいにするための手順と、避けたほうがよい方法を順番にまとめます。
結論:乾いたマイクロファイバーで優しく、が基本
先に答えを書きます。モニターの掃除は「乾いたマイクロファイバークロスで、力を入れずに拭く」だけでほとんど片づきます。水や洗剤を出すのは、乾拭きで落ちなかった汚れが残ったときだけです。
理由は二つあります。ひとつは、画面にこびりつく汚れの大半がホコリと軽い指紋で、マイクロファイバーの細い繊維はこの二つをよく絡め取るからです。もうひとつは、液体を使うほど事故が増えるからです。画面に直接スプレーした液が枠のすき間から内部へ回り込むと、パネルの端に染みが残ったり、基板側に影響が出たりします。Appleは公式のお手入れ案内で「画面に直接クリーナーを吹き付けないでください。ディスプレイ内部に浸み込むと、ダメージの原因になるおそれがあります」と明記しています(Apple製品のお手入れ方法)。これはAppleに限った話ではなく、パネルを使う機器に共通する考え方です。
そして力加減。液晶パネルは押した場所の色がにじむほど柔らかく、有機ELも同じく圧力に弱い作りです。「汚れが落ちないから強く擦る」は、画面掃除でいちばんやってはいけない動きだと考えてください。落ちないときは力ではなく、湿らせたクロスと時間で落とします。
まとめると、乾拭き → 落ちない部分だけ軽く湿らせる → 乾いた面で仕上げる。この三段階を守れば、特別な道具がなくても画面はきれいになります。
用意するもの
そろえるものは多くありません。次の4つがあれば十分です。
| 道具 | 役割 | 目安の価格 |
|---|---|---|
| マイクロファイバークロス 2枚 | 1枚は乾拭き用、もう1枚は湿らせる用 | 1,000円前後 |
| 液晶用のクリーナーまたは精製水 | 乾拭きで落ちない指紋・油膜用 | 1,000〜1,400円 |
| ブラシまたはエアダスター | 枠のすき間・端子まわりのホコリ落とし | 1,100〜1,400円 |
| 綿棒 | ベゼルの角や細かいすき間の仕上げ | 数百円 |
クロスを2枚用意するのは、湿らせた面で拭いたあとに乾いた面で水気を取るためです。1枚で往復すると、拭き跡がそのまま残ります。目立つ拭きムラの多くは、クロス不足が原因です。
クロスは眼鏡拭きより大きめのサイズが扱いやすく、27インチ前後のモニターなら30×40cmほどあると一度に広い面を拭けます。ホコリを吸ったクロスをそのまま使い回すと、その粒子が画面をこする原因になるので、使い終わったら中性洗剤で手洗いし、柔軟剤を使わずに乾かして保管します。柔軟剤は繊維をコーティングして、ホコリを絡め取る力を落としてしまいます。
キッチンペーパー、ティッシュ、古いタオルは避けてください。紙製品は繊維が硬く、目に見えない細かい傷が蓄積します。タオルは織りが粗く、ホコリを画面の上で引きずる形になりやすい素材です。
掃除の手順
手順1:電源を切って画面を冷ます
まずモニターの電源を切り、可能なら電源ケーブルも抜きます。理由は三つあります。画面が黒くなることで汚れの位置がはっきり見えること、通電したまま液体を扱うリスクを避けられること、そして発熱したパネルの上では拭いた水分がすぐ乾いてムラになることです。
電源を切った直後は画面が温かいままなので、5分ほど置いてから始めると仕上がりが安定します。
手順2:ホコリを先に飛ばす
いきなりクロスを当てず、先にホコリを取り除きます。画面に乗っている砂粒のような硬い粒子を、クロスで引きずってしまうのを防ぐためです。画面掃除でできる細かい傷は、ここを飛ばしたときに起こります。
方法はブラシかエアダスターです。ブラシなら画面の上から下へ、一方向にゆっくり動かして落とします。エアダスターを使うときは缶を20cmほど離し、短く区切って吹きます。至近距離から長く吹きつけると、冷えた気体が画面に当たって結露することがあります。
スタンドの根元、ベゼルの角、背面の通気口はホコリがたまりやすい場所です。ここを先に片づけておくと、あとで画面に落ちてきません。
手順3:乾いたクロスで軽く拭く
乾いたマイクロファイバークロスを画面に当て、クロスの重さだけで滑らせるくらいの力で拭きます。上から下へ、あるいは左右に、同じ方向へ動かすと拭き残しが分かりやすくなります。円を描く動きは、力が一点に集まりやすいので避けたほうが無難です。
指を立ててクロスを押し当てると、その点だけ圧力が高くなります。手のひら全体をクロスに添えて、面で支えるように動かしてください。
この段階で、ホコリと軽い指紋はほぼ落ちます。ここまでで満足できる状態なら、液体は出さずに終わってかまいません。
手順4:残った汚れだけ湿らせて拭く
乾拭きで落ちなかった油膜や飛び散りだけ、湿らせたクロスで対応します。ここで大事なのは画面ではなくクロスを湿らせることです。液晶用のクリーナーを使う場合も、クロスに2〜3プッシュ吹きつけてから画面に当てます。
湿らせる量は「触ると少し冷たい」程度で、握って水が垂れるなら多すぎます。水道水ではなくミネラル分の少ない精製水を使うと、乾いたあとの白い跡が出にくくなります。
汚れの上にクロスを数秒置いて、汚れがふやけてから軽く動かすと、擦らずに落ちます。一度で落ちなくても、同じ場所を強く往復させないでください。時間をかけたほうが画面には優しい方法です。
手順5:乾いた面で仕上げる
湿らせて拭いたあとは、乾いたクロス(もう1枚のほう)で水分を取ります。ここを省くと、乾く過程で水滴の輪郭が残り、かえって汚れて見えます。
仕上げたら、モニターを少し斜めから見て光を反射させてください。正面から見ると気づかない拭きムラが浮かび上がります。残っていれば、乾いた面でもう一度なでるだけで消えます。
手順6:フレームと端子まわりを片づける
画面が終わったら、ベゼル、スタンド、背面に移ります。フレームは画面より丈夫なので、OA機器用のウェットティッシュで拭いてもかまいません。ただし製品によっては塗装面への使用を想定していないものがあるため、記載されている用途を確認してから使います。
背面のHDMIやDisplayPortの端子まわりは、ホコリがたまると接触不良の一因になります。ケーブルを抜いて掃除する場合は、戻すときに奥までしっかり差し込んでください。掃除のあとに画面が映らなくなったときは、まず接続のゆるみを疑うと早く解決します。症状別の確認手順はモニターが映らない・パソコンの画面が真っ暗なときの直し方にまとめています。
なお、モニターアームを使っていると本体を手前に引き出したり角度を変えたりできるので、背面の掃除がかなり楽になります。掃除のたびに机の奥へ手を伸ばしているなら、モニターアームおすすめも合わせて検討する価値があります。
汚れが落ちないとき
乾拭きでも湿らせても消えない点が残ることがあります。原因によって対応が変わるので、まず見分けます。
画面を斜めから見て盛り上がりがあるかを確認してください。盛り上がっていれば、乾いた飛沫や糊のような付着物です。湿らせたクロスをその上に10秒ほど置いてふやかし、動かさずに持ち上げるように拭き取ります。爪やカードでこそげ取るのは、コーティングを削るので避けてください。
盛り上がりがなく、電源を入れると色が変わる点は汚れではありません。ドット抜け(常時点灯・常時消灯の画素)の可能性があります。画面を白一色・黒一色・赤緑青の単色にして、同じ位置に同じ点が出るかを見ると判別できます。汚れなら単色表示でも位置が動かず盛り上がりがあり、ドット抜けなら表示を切り替えても同じ画素が異常なままです。これは掃除では直らないので、購入直後であればメーカーのドット抜け保証の規定を確認します。
拭いたあとに虹色のムラが出る場合は、力を入れすぎてパネルを押した跡か、クリーナーの成分が反射防止コーティングに反応した可能性があります。押した跡なら電源を切って数時間置くと戻ることがありますが、コーティングの変質は戻りません。使う薬剤を変えるしかないので、以後は液晶用と明記された製品か精製水に切り替えてください。
いつもすぐホコリが積もるのは、静電気と空気の流れが原因です。画面は帯電しやすく、乾燥する季節ほどホコリを引き寄せます。除電をうたうブラシを使う、加湿して室内の乾燥を抑える、モニター背面のケーブルを束ねてホコリだまりを減らす、といった対策が効きます。配線のまとめ方はデスクの配線整理のやり方で解説しています。
有機ELモニターでの注意
有機EL(OLED)のモニターも、掃除の基本は液晶と同じで「乾いたマイクロファイバーで優しく」です。そのうえで、押す力にはより慎重になってください。自発光の画素が並ぶ構造のため、強く押した跡が表示に残る可能性があります。
表面の仕上げにも違いがあります。有機ELモニターには、映り込みを抑える特殊なコーティングや、ざらついた質感の低反射処理が施されたモデルがあります。こうした表面は溶剤に弱く、アルコール濃度の高いクリーナーで拭くと質感が変わってしまうことがあります。手元の機種の取扱説明書に書かれた方法を優先してください。説明書に「乾いた柔らかい布で拭く」としか書かれていない機種なら、その通りにするのがいちばん安全です。
市販の液晶用クリーナーにも、反射防止コーティング面への使用を想定していないと明記されている製品があります。有機ELモニターに使う前には、製品側の注意書きとモニター側の説明書の両方を確認しておくと失敗がありません。
なお、有機ELで気になるのは汚れよりも焼き付きです。長時間同じ画面を表示し続けないこと、モニター側のピクセル保護機能を有効にしておくことが掃除より効果があります。選び方と対策は有機ELゲーミングモニターの選び方にまとめています。
やってはいけないこと
画面を傷める行為をまとめます。ここに挙げたものは、いずれも取り返しがつかないダメージにつながります。
- 画面に液体を直接スプレーする……枠のすき間から内部へ入り込みます。液体はクロスへ吹きつけます
- ガラスクリーナー・住宅用洗剤を使う……アンモニアや溶剤が反射防止コーティングを侵します。Appleもガラスクリーナー、家庭用洗剤、溶剤、アンモニア、研磨剤、過酸化水素を含む洗剤を避けるよう案内しています
- 研磨剤入りのクリーナーやメラミンスポンジを使う……表面を削る道具です。汚れごとコーティングが落ちます
- ティッシュ・キッチンペーパー・トイレットペーパーで拭く……紙の繊維は硬く、細かい傷が積み重なります
- 強く擦る……液晶はにじみ、有機ELは跡が残る可能性があります。落ちない汚れは時間をかけてふやかします
- 通電したまま濡らす……電源を切って作業します
- アルコールを機種を確認せずに使う……可否は表面処理によって変わります。取扱説明書の記載が判断の基準です
- 掃除機のノズルを画面に当てる……吸引で画面を押すうえ、樹脂のノズルが当たれば傷になります
アルコールについて補足します。Appleは落ちにくい汚れに対して70%イソプロピルアルコールを含ませた布の使用を認めていますが、これはAppleの指定する製品についての案内であり、すべての画面に当てはまるものではありません。手元のモニターで使えるかどうかは、そのメーカーの説明書で確認してください。判断がつかないときは、水または液晶用と明記された製品にとどめるのが安全です。
掃除に使うもののおすすめ
ここからは具体的な製品です。いずれも国内で現行品として販売されているもので、価格はメーカー公表の税込希望小売価格(2026年9月時点)を基準にしています。実売価格は販売店によって変わります。
1位:サンワサプライ CD-CC13BL(30×40cmの大判マイクロファイバークロス)
30×40cmの大判マイクロファイバーク
- 価格の目安
- 1,300円前後
- 種類
- マイクロファイバークリーニングクロス
- サイズ
- W300×H400mm
- 用途
- 液晶画面、フィルター、眼鏡、スマートフォンなど
まず1枚用意したいのが大判のマイクロファイバークロスです。この製品はW300×H400mmで、24〜27インチのモニターなら折りたたんで面を変えながら一度に拭ききれます。メーカーの製品ページでは液晶画面やフィルターの清掃用途が挙げられており、眼鏡やスマートフォンの画面にも使えます。
前述のとおり、乾拭き用と仕上げ用に2枚あると拭きムラが出にくくなります。まとめて用意しておくと、片方を洗っている間も掃除ができます。
- 種類:マイクロファイバークリーニングクロス
- サイズ:W300×H400mm
- 用途:液晶画面、フィルター、眼鏡、スマートフォンなど
- 価格の目安:1,300円前後(2026年9月時点・税込希望小売価格1,298円)
2位:サンワサプライ CD-WT4K2(液晶用と明記されたウェットティッシュ80枚)
液晶用と明記されたウェットティッシュ80
- 価格の目安
- 1,300円前後
- 種類
- OAウェットティッシュ 液晶用
- 内容量
- 80枚
- 成分
- 精製水、アルコール、防腐剤、界面活性剤
- 注意
- 反射防止などの特殊コーティング面には使用不可(メーカー公表)
乾拭きで落ちない指紋や油膜に使うウェットティッシュです。液晶用として販売されており、パソコン、スマートフォン、タブレットの画面に対応します。1枚ずつ取り出せるので、湿らせ加減を気にせず使えるのが利点です。
ただしメーカーは、反射防止などの特殊コーティングが施された画面には使用できないと注意書きを出しています。光沢タイプのディスプレイや低反射処理のモデルに使う前には、モニター側の説明書を確認してください。成分に精製水とアルコールが含まれるため、アルコールを避けたい機種では次に挙げるスプレーや精製水のほうが向きます。
- 種類:OAウェットティッシュ 液晶用
- 内容量:80枚
- 成分:精製水、アルコール、防腐剤、界面活性剤
- 注意:反射防止などの特殊コーティング面には使用不可(メーカー公表)
- 価格の目安:1,300円前後(2026年9月時点・税込希望小売価格1,320円)
3位:サンワサプライ CD-SP4(クロスに吹きつけて使う液晶用スプレー)
クロスに吹きつけて使う液晶用スプレー
- 価格の目安
- 1,100円前後
- 種類
- クリーニングスプレー 液晶用
- 容量
- 100ml(ポンプスプレー)
- 成分
- 界面活性剤、精製水、防腐剤、アルコール
- 注意
- プラズマテレビ・光沢タイプの液晶画面には使用不可
液晶ディスプレイやノートパソコンの画面についた指紋・油膜を落とすためのポンプスプレーです。100mlあるので、ウェットティッシュより長く使えて、量の調整もききます。クロスに吹きつけてから画面へ、という使い方を守ってください。
こちらもメーカーは、プラズマテレビや光沢タイプの液晶画面には表面のコーティングを傷めるおそれがあるため使用できないと案内しています。手持ちの機種の仕様を確かめてから使うのが前提の製品です。
- 種類:クリーニングスプレー 液晶用
- 容量:100ml(ポンプスプレー)
- 成分:界面活性剤、精製水、防腐剤、アルコール
- 注意:プラズマテレビ・光沢タイプの液晶画面には使用不可(メーカー公表)
- 価格の目安:1,100円前後(2026年9月時点・税込希望小売価格1,078円)
4位:サンワサプライ CD-BR13BLN(ホコリを舞い上げずに集めるスティックブラシ)
ホコリを舞い上げずに集めるスティックブラ
- 価格の目安
- 1,100円前後
- 種類
- OAスティックブラシ
- サイズ
- 全長102〜145mm(ブラシ部43mm)
- 特徴
- 静電気でホコリを吸着、ブラシ部はスライド収納
手順2のホコリ落としに使うブラシです。メーカーの説明によると、ブラシを動かしたときに生じる静電気でホコリを吸着し、舞い上げずにキーボードやディスプレイのホコリを取る構造です。ブラシ部をスライドで収納できるので、毛先にホコリが付いたまま引き出しに入れずに済みます。
エアダスターのように吹き飛ばす道具と違い、周囲にホコリをまき散らしません。デスクの上でこまめに使うなら、こちらのほうが扱いやすい場面が多いはずです。
- 種類:OAスティックブラシ
- サイズ:全長102〜145mm(ブラシ部43mm)
- 特徴:静電気でホコリを吸着、ブラシ部はスライド収納
- 価格の目安:1,100円前後(2026年9月時点・税込希望小売価格1,100円)
5位:サンワサプライ CD-31ECO(逆さでも使えるノンフロンのエアダスター)
逆さでも使えるノンフロンのエアダスター
- 価格の目安
- 1,300円前後
- 種類
- エアダスター 逆さOKエコタイプ
- 内容量
- 350ml(228g)
- 特徴
- ノンフロン、どの角度でも液が出ない構造、グリーン購入法適合
- 注意
- 可燃性ガス使用。火気のそばで使わない
モニター背面の通気口、スタンドの根元、ケーブル端子のすき間など、ブラシが届かない場所のホコリに使います。内容量350mlで、どんな角度で吹いても液が出ない構造のため、机の下にもぐって上向きに吹く場面でも扱えます。
ノンフロン(炭酸ガス+DME)で地球温暖化係数が1以下、グリーン購入法にも適合しています。ただし可燃性ガスを使用しているので、火気のそばでは使わないこと、製品に記載された注意事項を読んでから使うことをメーカーが求めています。画面に吹くときは20cmほど離し、短く区切って使ってください。
- 種類:エアダスター 逆さOKエコタイプ
- 内容量:350ml(228g)
- 特徴:ノンフロン、どの角度でも液が出ない構造、グリーン購入法適合
- 注意:可燃性ガス使用。火気のそばで使わない
- 価格の目安:1,300円前後(2026年9月時点・税込希望小売価格1,320円)
各製品の最新の仕様や注意書きはサンワサプライ クリーナー・エアダスターのページで確認できます。
よくある質問
Q. ウェットティッシュで画面を拭いてもいいですか
液晶画面用と明記された製品なら使えます。除菌用やお手ふき用のウェットティッシュは成分が違い、アルコール濃度が高かったり香料が入っていたりするので、画面には向きません。液晶用の製品でも、反射防止コーティング面には使えないと書かれているものがあるため、パッケージの注意書きを読んでから使ってください。
Q. 水だけで拭いても大丈夫ですか
大丈夫です。むしろ、迷ったときは水(できれば精製水)がいちばん無難な選択です。水道水でも拭けますが、ミネラル分が乾いたあとに白い跡として残ることがあります。どちらの場合も、クロスを湿らせてから画面に当て、最後に乾いた面で水気を取ります。
Q. 消毒用アルコールは使えますか
機種によります。Appleは自社製品について70%イソプロピルアルコールを含ませた布の使用を認めていますが、これはすべての画面に当てはまる話ではありません。反射防止コーティングや低反射処理の表面はアルコールで質感が変わることがあります。手元のモニターの取扱説明書に記載がなければ、水か液晶用クリーナーにとどめてください。
Q. どのくらいの頻度で掃除すればいいですか
ホコリ落としは週1回、画面の拭き掃除は汚れが気になったときで十分です。毎日強く拭くほうが、画面にとってはかえって負担になります。飲み物が飛んだときだけは、乾いて固まる前に早めに拭き取ったほうが落としやすくなります。
Q. 掃除しても消えない点があります
斜めから見て盛り上がりがなく、電源を入れると色が違って見える点は、ドット抜けの可能性があります。白・黒・赤・緑・青の単色を順番に表示して、同じ位置に同じ異常が出るかを確認してください。掃除では直らないため、購入直後であればメーカーの保証規定を確認することになります。
Q. 掃除のあとに画面が映らなくなりました
ケーブルの差し込みがゆるんだ可能性が高いです。映像ケーブルと電源ケーブルを両端とも抜き差しし、モニター側の入力切り替えが正しいかを確認してください。それでも直らないときは、この記事の前半でも触れた「モニターが映らないときの直し方」の手順を順に試してください。
まとめ
モニターの掃除で押さえる点は多くありません。電源を切り、ホコリを先に落とし、乾いたマイクロファイバークロスで優しく拭く。落ちない汚れだけ、クロスを湿らせて時間をかけて落とし、最後に乾いた面で仕上げる。これだけです。
避けるべきことのほうが重要かもしれません。画面への直接スプレー、ガラスクリーナーや住宅用洗剤、研磨剤、ティッシュ、そして力任せに擦ること。この五つをやめるだけで、画面が寿命より早く傷むことはほぼなくなります。
道具は大判のマイクロファイバークロス2枚と、ホコリを落とすブラシがあれば足ります。そこに液晶用と明記されたクリーナーを1本足せば、日常の汚れには困りません。有機ELや特殊なコーティングのモニターを使っている場合だけは、製品の注意書きと取扱説明書を先に読む手間をかけてください。
汚れかドット抜けか迷うときは、単色の全画面表示で見分けられます。
→ ドット抜けチェック|単色の全画面表示でモニターを確認


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