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電動昇降デスクで多い失敗は、届いてからいちばん低くしても自分には高すぎた、モニターとPCを載せたら耐荷重ぎりぎりだった、脚だけ買ったのに手持ちの天板が薄くて取り付けられなかったの3つです。どれもカタログの数字を先に見ておけば避けられます。
この記事では、2026年9月時点でメーカー公式ページに仕様が載っている現行モデルにしぼり、昇降範囲・耐荷重・脚の段数・メモリ機能・保証年数の5点で整理します。天板付きの完成品と、天板を自分で用意する脚のみの両方を扱います。スペックは公式サイトの公表値、価格は2026年9月時点の目安です。
結論:昇降範囲と耐荷重、保証で選ぶ
先に結論です。迷ったら次の考え方で絞り込みます。
- とりあえず電動昇降を試したい・予算3万円台:山善 AED-1260(幅120cm・1モーター・耐荷重60kg)
- 天板まで含めて完成品で買いたい:山善 ELD-FS(2モーター・耐荷重80kg・天板の色を選べる)
- PCやモニターを多く載せる・長く使いたい:FlexiSpot E7(3段脚・耐荷重125kg・フレーム保証5年)
- 身長が高い・立ち姿勢で高さが足りるか不安:FlexiSpot E7H(昇降範囲63.5〜128.5cm・耐荷重160kg)
- L字の作業面にしたい:FlexiSpot E7L(L字天板に対応する脚幅135〜190cm)
- 価格をできるだけ抑えたい:FlexiSpot EF1(2段脚・天板付きセットで3万円台から)
この数字が効いてくる理由を順に説明します。デスク自体の幅と奥行きの決め方はゲーミングデスクおすすめ|L字・幅・白の選び方で整理しています。
電動昇降デスクとは(手動との違い)
電動昇降デスクは、脚の中のモーターで天板の高さを変える机です。ボタンやタッチパネルを押している間だけ動き、任意の位置で止まります。手動の昇降デスクはガス圧シリンダーやハンドル、ピンで高さを変えるため、動かすたびに天板の上の物をどけたり力を入れたりする必要があります。使い分けは次のとおりです。
| 項目 | 電動昇降 | 手動昇降 |
|---|---|---|
| 高さ変更 | ボタン操作のみ。物を載せたまま動かせる | 天板の上を軽くしてから力をかけることが多い |
| 高さの再現 | メモリ機能で同じ高さに戻せるモデルが多い | 目盛りやピン穴で合わせる |
| 耐荷重 | 60〜160kg程度と幅が広い | 製品によるが電動より低めの設定が多い |
| 電源 | コンセントが要る | 不要 |
| 価格の目安 | 約3万〜8万円(2026年9月時点) | 電動より安い傾向 |
1日に何度も座位と立位を切り替えるなら電動、たまに高さを合わせ直すだけなら手動でも足ります。手動は面倒で動かさなくなりやすい点が弱みです。
選び方(昇降範囲・耐荷重・脚の段数・メモリ・保証)
昇降範囲は「下限」から確認する
カタログで目立つのは最大の高さですが、問題になりやすいのは下限です。一般的な机は70cm前後で、身長が低めの人や座面の低い椅子を使う人にはこれでも高いことがあります。山善 ELD-FS は71〜117cm、FlexiSpot E7 は58〜123cmと、下限に13cmの差があります。
自分に必要な高さは、次の手順で実測できます。
手順1:いま使っている椅子に座って肘の高さを測る
椅子に深く座り、足の裏を床につけ、肩の力を抜いて肘を90度に曲げます。この肘の下端から床までの高さが、座り姿勢での天板の高さの目安です。
手順2:立った状態で同じように肘の高さを測る
床にまっすぐ立ち、肘を90度に曲げたときの肘の下端から床までを測ります。これが立ち姿勢での天板の高さの目安になります。
手順3:天板の厚みを足して昇降範囲と見比べる
脚のみの製品は、公表されている昇降範囲が天板を含まない数値であることが一般的です。FlexiSpot E7 の58〜123cmも脚単体の値で、厚さ2.5cmの天板を載せればその分だけ上下とも高くなります。手順1・2で測った高さがこの範囲に収まるかを確認します。
耐荷重は「均等荷重」で見る
耐荷重は天板全体に均等に荷重がかかった状態の数値として公表されることが多く、山善のページでは「60kg(均等荷重)」「80kg(均等荷重)」と明記されています。モニター2枚とアーム、デスクトップPC、スピーカーで30〜40kgに達することもあり、アームは端に荷重が集中します。公称値には余裕をもたせてください。
公表値は山善 AED-1260 が60kg、山善 ELD-FS が80kg、FlexiSpot E6 Flex が100kg、FlexiSpot E7 が125kg、FlexiSpot E7H が160kgと幅があります。機材が多い人ほど上のクラスを選ぶ意味があります。
脚の段数は2段と3段で何が変わるか
昇降脚は、伸び縮みする筒が2本重なった「2段」と3本重なった「3段」に分かれます。段数が多いほど昇降範囲を広く取りやすく、2段の FlexiSpot EF1 が69.5〜112cm(42.5cm分の可動)なのに対し、3段の FlexiSpot E7 は58〜123cm(65cm分)と差が出ます。
3段は構造が複雑なぶん価格が上がります。座位と立位の切り替えが目的で身長が標準的なら2段でも足り、低く下げたい・高く上げたいときに3段が効いてきます。
メモリ機能と安全機能
メモリ機能は、よく使う高さを登録してワンタッチで呼び出す機能です。山善 AED-1260 は3パターン、山善 ELD-FS と FlexiSpot E7H は4パターン。座位・立位の2つが入れば足りることが多い部分です。
あわせて見たいのが安全機能です。FlexiSpot の E7・E7H・E7L・EF1 は障害物検知、山善 AED-1260 は衝撃検知センサーを備えます。デスク下に引き出しや棚を置くなら、下降中にぶつかって止まる仕組みの有無を確認してください。
保証年数は本体と天板で分かれる
見落としやすいのが保証の区分です。FlexiSpot の公式ページでは昇降式デスクフレームが5年、天板・アクセサリーが1年、天板を含むデスクセットが5年と案内されています。ただし E6 Flex はセット2年と記載され、モデルで年数が違います。モーターは電装部品なので、長く使うならフレーム側の年数を見ておく価値があります。
主要モデルの比較
| モデル | 種類 | 昇降範囲 | 耐荷重 | 脚段数 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山善 AED-1260 | 天板付き | 71〜116cm | 60kg | ―(1モーター) | 約3万〜4万円 |
| 山善 ELD-FS | 天板付き | 71〜117cm | 80kg | ―(2モーター) | 約6万円前後 |
| FlexiSpot E6 Flex | 天板付き | 73〜122cm | 100kg | 2段 | 約8万円前後 |
| FlexiSpot E7 | 脚のみ | 58〜123cm | 125kg | 3段 | 約5万〜6万円 |
| FlexiSpot E7H | 脚のみ | 63.5〜128.5cm | 160kg | 3段 | 約6万円台 |
| FlexiSpot E7L | 脚のみ・L字 | 58〜123cm | 125kg | 3段 | 約5万円台 |
| FlexiSpot EF1 | 脚のみ | 69.5〜112cm | 70kg | 2段 | セットで約3万〜4万円 |
いずれも公式ページの公表値で、価格は2026年9月時点の目安です。セールやクーポンで変動します。
天板付きのおすすめ
天板と脚がセットで届くタイプです。天板選びに時間をかけたくない人に向いています。
1位:山善 AED-1260(1モーターで3万円台から狙えるエントリー機)
1モーターで3万円台から狙えるエントリー
- 価格の目安
- 約3万〜4万円(2026年9月時点)
- サイズ
- 幅120×奥行60×高さ71〜116cm(重量27kg)
- 耐荷重
- 60kg(均等荷重)
- モーター
- 1モーター
- メモリ
- 3パターン
山善の電動昇降デスクシリーズのうち、1モーターに絞って価格を抑えたモデルです。公式ページでは幅120cmタイプが幅120×奥行60×高さ71〜116cm、重量27kgと公表されています。組立時間の目安は約30〜40分と短く、2モーター機の約60分以上と比べて導入しやすい構成です。高さは3パターンまで登録でき、衝撃検知センサーとアジャスター、USB Type-A・Type-C の充電ポートを1口ずつ備えます。
注意したいのは耐荷重60kg(均等荷重)です。デスクトップPCを載せてモニターアームで2枚吊るような使い方だと余裕が少なく、ノートPCとモニター1枚くらいの構成が無理のない範囲になります。幅140cmタイプのAED-1460も2026年1月に追加されています。
- 本体サイズ:幅120×奥行60×高さ71〜116cm(重量27kg)
- 耐荷重:60kg(均等荷重)
- モーター:1モーター
- メモリ:3パターン
- 天板厚:1.8cm
- 安全機能:衝撃検知センサー
- USB:Type-A 1口・Type-C 1口
- 組立時間の目安:約30〜40分
- 価格の目安:約3万〜4万円(2026年9月時点)
2位:山善 ELD-FS(2モーターで耐荷重80kg・天板の色を選べる)
2モーターで耐荷重80kg・天板の色を選
- 価格の目安
- 約6万円前後(2026年9月時点)
- サイズ
- 幅100/120/140×奥行70×高さ71〜117cm
- 重量
- 38.5kg(幅100cm)〜40.5kg(幅140cm)
- 耐荷重
- 80kg(均等荷重)
- モーター
- 2モーター
同じ山善のスタンダードモデルで、脚に2つのモーターを使い耐荷重を80kg(均等荷重)まで引き上げたタイプです。公式ページによると天板幅は100cm・120cm・140cmの3種類、奥行きは70cm、天板8色×脚部2色から選べます。高さは71〜117cm、メモリは4パターンで、高さ表示付きリモコンが付属します。
奥行70cmは24〜27インチのモニターを1枚置いて画面との距離を取りやすいサイズです。重量は幅100cmで38.5kg、幅140cmで40.5kgと重く、天板と脚が2個口で届くため、搬入と組み立ては2人以上での作業が案内されています。組立時間の目安は約60分以上です。
- 本体サイズ:幅100/120/140×奥行70×高さ71〜117cm
- 重量:38.5kg(幅100cm)〜40.5kg(幅140cm)
- 耐荷重:80kg(均等荷重)
- モーター:2モーター
- メモリ:4パターン(高さ表示付きリモコン)
- 天板厚:1.8cm/天板8色×脚部2色
- 組立時間の目安:約60分以上
- 価格の目安:約6万円前後(2026年9月時点)
3位:FlexiSpot E6 Flex(4モーターで天板が傾く上位セット)
4モーターで天板が傾く上位セット
- 価格の目安
- 約8万円前後(2026年9月時点)
- サイズ
- 幅140×奥行78×厚み2cm
- 昇降範囲
- 73〜122cm
- 昇降速度
- 25mm/s
- 脚段階
- 2段階(ピラミッド)
FlexiSpot の天板付きセットの上位モデルです。公式の仕様表では4モーター、耐荷重100kg、昇降範囲730〜1220mm(73〜122cm)、昇降速度25mm/s、天板サイズ幅140×奥行78×厚み2cm、本体重量44kgと公表されています。天板を電動で傾けられるチルト機構を持ち、製図や手書きの作業を想定した構成です。
注意点は保証です。FlexiSpot のフレーム単体は5年ですが、E6 Flex の公式ページには「昇降式デスクセット(天板含む)2年」と記載されています。奥行78cmは一般的な60cmより18cm深いので、置き場所の寸法を先に測ってください。
- 天板サイズ:幅140×奥行78×厚み2cm
- 昇降範囲:73〜122cm
- 昇降速度:25mm/s
- 脚段階:2段階(ピラミッド)
- モーター:4モーター
- 耐荷重:100kg
- 重量:44kg
- 保証:昇降式デスクセット(天板含む)2年
- 価格の目安:約8万円前後(2026年9月時点)
脚のみのおすすめ
脚(フレーム)だけを買い、天板は別に用意するタイプです。素材やサイズを自由に選べ、いまの机の天板を流用できる場合もありますが、対応天板の条件を自分で確かめる必要があります。
4位:FlexiSpot E7(3段脚・耐荷重125kgの定番フレーム)
3段脚・耐荷重125kgの定番フレーム
- 価格の目安
- 脚のみ約5万〜6万円、天板とのセットで約7万円台
- 昇降範囲
- 58〜123cm(脚フレーム単体の値)
- 耐荷重
- 125kg
- 脚段階
- 3段階(ピラミッド式)
- 昇降速度
- 38mm/s
FlexiSpot の脚フレームの中心にあるモデルです。公式の仕様表では昇降範囲58〜123cm、耐荷重125kg、脚段階は3段階(ピラミッド式)、昇降速度38mm/s、重量32.3kgと公表されています。脚幅は110〜190cmまで調整でき、対応天板は幅120〜200cm・奥行60〜80cm・厚み2cm以上。メモリ・ロック・障害物検知を備えたタッチパネル操作です。
下限58cmはこの価格帯では低いほうで、座面の低い椅子を使う人にも合わせやすくなっています。公式ストアには長方形・カーブ型・無垢材・配線スリット付きなど複数の天板が用意され、脚と同時に注文すればセットとして5年保証の対象になります。
- 昇降範囲:58〜123cm(脚フレーム単体の値)
- 耐荷重:125kg
- 脚段階:3段階(ピラミッド式)
- 昇降速度:38mm/s
- 脚幅調整範囲:110〜190cm
- 対応天板:幅120〜200cm・奥行60〜80cm・厚み2cm以上
- 機能:メモリ・ロック・障害物検知(タッチパネル)
- 重量:32.3kg
- 保証:フレーム5年/天板・アクセサリー1年
- 価格の目安:脚のみ約5万〜6万円、天板とのセットで約7万円台(2026年9月時点)
仕様はFlexiSpot E7 の公式ページで確認できます。
5位:FlexiSpot E7H(昇降範囲が広く耐荷重160kg)
昇降範囲が広く耐荷重160kg
- 価格の目安
- 脚のみ約6万円台、天板付きセットで約8万円前後
- 昇降範囲
- 63.5〜128.5cm(脚フレーム単体の値)
- 耐荷重
- 160kg
- 脚段階
- 3段階(ピラミッド)
- 昇降速度
- 40mm/s
E7 の上位にあたるフレームで、公式の仕様表では昇降範囲63.5〜128.5cm、昇降速度40mm/s、耐荷重160kg、脚段階は3段階(ピラミッド)と公表されています。E7 より下限は5.5cm高くなるかわりに上限が5.5cm伸びるため、身長が高く立ち姿勢で高さが足りるか不安な人に向きます。
コントローラーはUSBハブを搭載した多機能タイプでメモリは4パターン、脚幅調整範囲と対応天板の条件は E7 と同じです。耐荷重160kgはこのクラスでは大きい部類で、大型モニターや機材が多い構成でも余裕を持たせやすくなります。
- 昇降範囲:63.5〜128.5cm(脚フレーム単体の値)
- 耐荷重:160kg
- 脚段階:3段階(ピラミッド)
- 昇降速度:40mm/s
- 脚幅調整範囲:110〜190cm
- 対応天板:幅120〜200cm・奥行60〜80cm・厚み2cm以上
- 機能:USB・メモリ4パターン・ロック・障害物検知
- モーター:デュアルモーター
- 保証:フレーム5年
- 価格の目安:脚のみ約6万円台、天板付きセットで約8万円前後(2026年9月時点)
6位:FlexiSpot E7L(L字の天板に対応する昇降フレーム)
L字の天板に対応する昇降フレーム
- 価格の目安
- 脚のみ約5万円台(2026年9月時点)
- 昇降範囲
- 58〜123cm(脚フレーム単体の値)
- 耐荷重
- 125kg
- 脚段階
- 3段階(ピラミッド)
- 昇降速度
- 38mm/s
L字型の天板に対応したフレームです。公式の仕様表では昇降範囲58〜123cm、耐荷重125kg、昇降速度38mm/s、重量約32.8kgと、数値はE7に近い構成です。異なるのは脚幅調整範囲135〜190cm、対応天板が幅140〜200cm・奥行60〜80cmと90〜110cmという点で、右向きと左向きが用意されています。
L字にすると作業面は広がりますが、部屋の角を大きく占有し、あとからレイアウトを変えにくくなります。導入前にL字デスクはやめとけ?後悔する理由と向いている人で向き不向きを確認しておくと判断しやすくなります。
- 昇降範囲:58〜123cm(脚フレーム単体の値)
- 耐荷重:125kg
- 脚段階:3段階(ピラミッド)
- 昇降速度:38mm/s
- 脚幅調整範囲:135〜190cm
- 対応天板:幅140〜200cm・奥行60〜80cmまたは90〜110cm
- 機能:USB・メモリ・ロック・障害物検知
- 重量:約32.8kg
- 保証:フレーム5年
- 価格の目安:脚のみ約5万円台(2026年9月時点)
天板を自分で用意するときの3つの確認
脚のみを買う場合は、次の順で天板を確認します。
手順1:厚みが2cm以上あるか測る
FlexiSpot の E7・E7H・E7L・EF1 は対応天板の条件に「厚み2cm以上」と記載されています。天板の裏からネジで固定する構造のため、薄いとネジが効かなかったり反ったりします。薄手の板を流用するときは先に確認してください。
手順2:幅と奥行きが対応範囲に入っているか確かめる
E7 と E7H は幅120〜200cm・奥行60〜80cm、EF1 は幅100〜160cm・奥行50〜80cmが対応範囲です。範囲を外れると脚の取り付け位置が端に寄りすぎ、バランスを崩す原因になります。
手順3:天板の裏に下穴があるかを見る
純正天板には取り付け用の下穴が開いていることが多い一方、市販の板には穴がありません。自分で穴を開ける作業が発生するため、電動ドライバーがあると楽になります。組み立ては2人以上での作業が案内されているモデルが多い点も頭に入れておいてください。
価格を抑えたいときの選択肢
予算を抑えるなら、脚の段数を2段にする、幅の狭い天板を選ぶ、1モーターのモデルにする、という3つの方向があります。
7位:FlexiSpot EF1(2段脚で3万円台から狙える入門モデル)
2段脚で3万円台から狙える入門モデル
- 価格の目安
- 天板付きセットで約3万〜4万円(2026年9月時点)
- 昇降範囲
- 69.5〜112cm(脚フレーム単体の値)
- 耐荷重
- 70kg(フック5kg)
- 脚段階
- 2段階(逆ピラミッド)
- 脚幅調整範囲
- 90.9〜145.8cm
FlexiSpot のエントリー向けフレームです。公式の仕様表では昇降範囲69.5〜112cm、耐荷重70kg(フック5kg)、脚段階は2段階(逆ピラミッド)、重量約13.7kgと公表されています。E7 の32.3kgと比べて半分以下の重さで、搬入や組み立ての負担が小さい点が利点です。対応天板は幅100〜160cm・奥行50〜80cm・厚み2cm以上と、E7 より小さめの天板に合わせられます。
操作はタッチパネルではなくボタン押しですが、メモリと障害物検知は備え、フレーム保証は5年です。下限69.5cmは一般的な机の高さに近いので低い位置まで下げたい人には向きませんが、座位と立位の切り替えが目的なら足ります。天板付きセットが3万〜4万円前後と、最初の1台として検討しやすい価格帯です。
- 昇降範囲:69.5〜112cm(脚フレーム単体の値)
- 耐荷重:70kg(フック5kg)
- 脚段階:2段階(逆ピラミッド)
- 脚幅調整範囲:90.9〜145.8cm
- 対応天板:幅100〜160cm・奥行50〜80cm・厚み2cm以上
- 機能:昇降・メモリ・障害物検知(ボタン操作)
- 重量:約13.7kg
- 保証:フレーム5年
- 価格の目安:天板付きセットで約3万〜4万円(2026年9月時点)
なお電動にこだわらないなら手動昇降の机という選択肢もあります。2万円を切る帯ではこちらのほうが選択肢が多く、高さを頻繁に変えないなら検討する価値があります。
設置と配線の注意
設置前に次の順で確認しておくと後戻りが減ります。
手順1:天板がいちばん高い位置まで上がる空間を確保する
窓枠、エアコン、吊り棚、カーテンレールなど天板の上にある物との干渉を確認します。上限が120cmを超えるモデルでは、天板に置いたモニターの上端がさらに50〜70cm上に来ます。
手順2:電源ケーブルに昇降ぶんの余裕を持たせる
昇降のたびに天板と床の距離が変わるので、ケーブルはいちばん高くした状態でも届く長さが要ります。低い位置に合わせて配線すると、上げたときに引っ張られてコネクタが抜けることがあります。
手順3:ケーブルを天板の裏にまとめる
床の電源タップにケーブルを垂らしたままだと、昇降のたびに床をこすります。電源タップごと天板の裏に固定し、そこから1本だけコンセントへ下ろすと、動くケーブルが1本で済みます。まとめ方はデスクの配線整理のやり方|ケーブル収納ボックスの選び方と注意点で手順を追って解説しています。
手順4:デスク下の障害物をどける
引き出し、ワゴン、ゴミ箱、椅子の肘掛けは下降時にぶつかる代表的な物です。障害物検知や衝撃検知があっても、止まるまでにわずかな時間があります。下げる前にデスク下を一度見る癖をつけると安全です。
手順5:モニターアームを付けるなら天板の厚みとクランプ幅を確認する
モニターアームのクランプは対応できる天板の厚みが決まっています。山善 AED-1260 と ELD-FS の天板厚は1.8cm、FlexiSpot E6 Flex は2cmと公表されているので、アーム側の対応範囲と見比べてください。選び方はモニターアームおすすめ|シングル・デュアルの選び方にまとめています。
よくある質問
電動昇降デスクの電気代はどのくらいですか?
公式ページでは山善 AED-1260 が72W(USB未接続時)、山善 ELD-FS が240Wと記載されています。これは昇降している間だけの数値で、1回の昇降は十数秒から20秒程度です。1日に数回上下させる使い方なら、電力量はごくわずかです。
組み立てはひとりでできますか?
メーカー各社とも2人以上での搬入・組み立てを案内しています。FlexiSpot E7 は脚フレーム単体で32.3kg、山善 ELD-FS は天板を含めて38.5〜40.5kgあり、天板を脚に載せて裏返す工程で重量がかかります。組立時間の目安は山善 AED-1260 が約30〜40分、山善 ELD-FS が約60分以上です。
脚だけ買えば、いま使っている机の天板を流用できますか?
対応天板の条件を満たしていれば可能です。FlexiSpot の E7・E7H・E7L・EF1 は厚み2cm以上という条件があり、幅と奥行きにも対応範囲があります。天板の裏に固定用の下穴を開ける作業が発生することも多いので、条件を確認してから決めてください。
立って作業すると腰や肩の負担は減りますか?
同じ姿勢を長時間続けないという点に意味があります。ただし立ちっぱなしにすれば良いというものではなく、立位を続けると足や腰に別の負担がかかります。すでに痛みがある場合は自己判断せず、整形外科などの医療機関で相談してください。
昇降音は気になりますか?
山善は L字モデル ELD-TLC1410 のページで騒音値を公表しており、荷重なしで上昇39.1dB・下降38.8dB、80kg荷重時で上昇44.6dB・下降45.5dBとしています。数値としては小さい部類ですが、集合住宅の夜間や通話中の昇降は避けたほうが無難です。
まとめ
選ぶときに効いてくるのは、昇降範囲の下限、均等荷重での耐荷重、フレームの保証年数の3つです。椅子に座って肘の高さを測り、天板の厚みを足した昇降範囲に収まるモデルを選べば、高すぎた・低すぎたという失敗は避けやすくなります。
予算3万円台で試すなら山善 AED-1260、天板込みの完成品なら山善 ELD-FS、機材が多く長く使うなら FlexiSpot E7、身長が高いなら FlexiSpot E7H、L字なら FlexiSpot E7L、価格を最優先するなら FlexiSpot EF1 が候補になります。脚のみを選ぶ場合は、天板の厚みが2cm以上あるか、幅と奥行きが対応範囲に入っているかを先に確認してください。
スペックは2026年9月時点でメーカー公式サイトに掲載されていた公表値です。価格や販売状況は変動するため、購入前に販売ページで確認してください。
昇降デスクで後悔しやすい点も先に読んでおくと判断しやすくなります。
→ 電動昇降デスクで後悔しやすい点|必要か迷う人へ
コンセントが足りない・差しっぱなしが気になる場合は、電源タップの選び方もあります。
→ デスク用電源タップおすすめ|雷ガード・USB付きの選び方


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