テレビのゲーム遅延を減らす4手順|ゲームモード・HDMI・VRR設定

スマホ・AV機器

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

テレビでゲームをしていて、ボタンを押してから画面が動くまでワンテンポ遅れる、狙いを合わせると行き過ぎる、音楽ゲームの判定が合わない。こうした遅れの多くは、ゲーム機や回線ではなくテレビ側の映像処理で生まれています。テレビは映像をきれいに見せるために、受け取った映像を一度ためて加工してから映します。この加工の時間が、そのまま操作の遅れになります。

対処の順番はほぼ決まっています。ゲームモードを入れる、つないでいるHDMI端子を見直す、ALLMとVRRの設定を確認する、残った映像処理を個別に切る。この4つを上から順に試すと、設定で減らせる分はおおむね出しきれます。この記事では、機種による呼び名の違いも含めて手順を整理し、それでも足りないときの機材の選び方までまとめます。

結論:ゲームモードを入れるだけで体感が変わる

先に結論です。テレビでゲームが遅れて感じるときは、映像モードを「ゲーム」に切り替えるのが最初の一手です。ゲームモードは、映像をきれいにするための処理を省いて、入ってきた信号をできるだけそのまま映すための設定です。処理を省く分だけ表示までの時間が短くなります。

やることと狙いを整理すると次のようになります。

手順 やること 狙い
手順1 映像モードを「ゲーム」にする 映像処理をまとめて省く
手順2 つなぐHDMI端子を見直す 4K120Hzや高い帯域が通る端子に変える
手順3 ALLMとVRRを確認する 自動で低遅延に切り替え、表示のカクつきも抑える
手順4 残った映像処理を個別に切る ゲームモードで切れない処理を止める

順番には理由があります。手順1は1か所の設定で効き方が大きく、手順2は信号そのものが通らなければ後の設定が意味を持ちません。手順3はテレビとゲーム機の両方で対応していないと働かず、手順4は細かい項目を一つずつ見ていく作業になります。効き方が大きく手間の少ないものから進めるのが早道です。

なお、オンライン対戦で相手の動きが飛ぶ、ワープするように見える場合は、表示の遅れではなく回線側の遅れです。原因の切り分け方はゲームがラグいときの直し方で整理しているので、そちらもあわせて確認してください。

入力遅延はどこで生まれるか

操作から画面が変わるまでの時間は、大きく3つに分かれます。

  • 入力:コントローラーの操作がゲーム機に届くまで
  • 処理:ゲーム機が次の映像を作るまで
  • 表示:映像を受け取ったテレビが画面に映すまで

このうち、テレビの設定で変えられるのは3つめの表示です。テレビは受け取った映像に対して、動きをなめらかに見せる補間処理、解像感を上げる処理、ノイズを減らす処理、明るさや色を場面に合わせて調整する処理などを重ねています。補間処理のように前後のフレームを見比べる処理は、映像を何枚かためてから出す必要があるため、表示までの時間が伸びます。

時間の単位を持っておくと判断しやすくなります。60Hz表示なら1フレームはおよそ16.7ミリ秒、120Hz表示ならおよそ8.3ミリ秒です。映像処理で数フレーム分ためられると、それだけで数十ミリ秒の遅れになります。格闘ゲームやリズムゲームで「1フレームずれる」と言われるのは、この単位の話です。

HDMIの規格を策定するHDMI Licensing Administratorは、低遅延設定について「遅延を減らすためにテレビの一部の処理機能が停止される」と説明しています。つまりゲームモードは画質を落とす設定ではなく、加工を省いて素の映像に近づける設定だと考えると理解しやすくなります。

もうひとつ、同じ「遅れ」でも性質が違うものがあります。映像は間に合っているのに画面が裂けて見える、動きがカクつく、という症状です。これはゲーム機が出すフレームの間隔とテレビの表示の間隔がそろっていないために起きるもので、手順3のVRRが関係します。

手順1:ゲームモードを入れる

テレビのリモコンから設定を開き、映像に関する項目の中にあるモードを「ゲーム」に変えます。呼び名は機種によって違い、「映像モード」「映像メニュー」「ピクチャーモード」「画質モード」などの中に「ゲーム」「ゲームモード」といった項目が並んでいます。リモコンに映像切り替えの専用ボタンがある機種もあります。

設定するときの注意点が3つあります。

1つめは、ゲーム機をつないでいる入力に切り替えてから設定することです。多くのテレビは映像モードを入力ごとに記憶します。地上波を映したままゲームモードにしても、HDMI入力には反映されません。

2つめは、見え方が変わる点です。処理を省くぶん、動きの補間や輪郭の強調がなくなり、これまでより素っ気ない映像に見えることがあります。映画やドラマを観るときは元のモードに戻したほうが好みに合うことが多いので、用途で使い分けてください。

3つめは、ゲームモードでも残る処理があることです。機種によっては、ゲームモードのまま個別に切れる項目が残っています。これは手順4で扱います。

テレビとゲーム機がALLM(自動低遅延モード)に対応していれば、この切り替えは自動で行われます。HDMI Licensing Administratorの説明では、ゲーム機から信号が送られるとテレビが自動的に低遅延モードに切り替わり、動画配信などに切り替えると元の表示モードに戻る、とされています。手動で切り替える手間が省けるため、対応機種なら有効にしておく価値があります。

手順2:接続するHDMI端子を変える

テレビの背面には複数のHDMI端子がありますが、すべての端子が同じ性能とは限りません。4K120Hzや高い帯域に対応する端子が1番と2番だけ、という機種は珍しくありません。対応していない端子につないでいると、ゲーム機側が120Hzを選べず、そのぶん表示の間隔も長いままになります。

確認の方法は次のとおりです。

  • テレビの取扱説明書か公式サイトの仕様表で、4K120p(4K120Hz)対応の端子番号を調べる
  • 端子の近くに「4K120Hz」「48Gbps」などの表記がないか見る
  • 対応端子につなぎ替えたあと、入力ごとの「HDMI信号フォーマット」設定を確認する

最後の項目は見落としやすいところです。テレビには入力ごとに信号の受け取り方を決める設定があり、「標準」のままだと高い帯域の信号を受け取れない機種があります。「拡張」「強化」「4K120Hz対応」といった名前の設定に変えると、ゲーム機側で120Hzが選べるようになることがあります。ここも呼び名は機種ごとに異なるため、説明書の「HDMI」の項を確認してください。

ケーブルにも条件があります。ソニー・インタラクティブエンタテインメントの公式サポートでは、PS5で4K120Hzを出すために、4K120Hz対応テレビ、PS5付属またはウルトラハイスピードのHDMIケーブル、テレビのHDMI 2.1対応ポートへの直接接続が挙げられています。ケーブルの規格名の意味や長さの目安はHDMIケーブルの選び方で詳しく整理しています。

「直接接続」も大事な条件です。AVアンプやサウンドバー、切替器を経由している場合、間に入った機器が4K120Hzに対応していなければそこで頭打ちになります。テレビ側の端子がeARCに対応していれば、映像はゲーム機からテレビへ直接つなぎ、音だけテレビからアンプへ戻す接続にできます。

参考:PlayStation公式サポート:PS5の解像度設定

手順3:ALLMとVRRを確認する

HDMIには、ゲーム向けの機能がいくつか定義されています。名前だけ見ると難しそうですが、役割ははっきりしています。

機能 何をするか 効く症状
ALLM ゲーム機の信号でテレビを自動的に低遅延モードへ切り替える 操作の遅れ
VRR ゲーム機のフレームに合わせてテレビの表示間隔を変える 画面の裂け・カクつき
eARC テレビからアンプへ高音質の音声を返す 音の経路づくり

VRRについてHDMI Licensing Administratorは、ゲーム機やPCが通常より遅い間隔で映像を送れるようにする機能で、ラグ・ジャッター(カクつき)・フレームティアリング(画面の裂け)を減らすと説明しています。フレームが間に合わないときに、できあがるまで表示を待つ、という考え方です。

ゲーム機側の設定場所も押さえておきます。PS5では「設定」→「スクリーンとビデオ」→「映像出力」で、解像度を「自動」または「2160p」、映像転送速度を「自動」にすると公式サポートに記載があります。VRRとALLMの項目も同じ画面にあります。

Nintendo Switch 2は、任天堂の公表によるとテレビ出力で最大4Kに対応しますが、4K出力時のフレームレートは最大60fpsに限られます。1080pなら最大120fpsで、VRRとHDRにも対応します。4Kと高フレームレートのどちらを取るかはソフト次第なので、120fps対応のソフトで遅れが気になる場合は、解像度を下げる選択も検討してください。

テレビとゲーム機の両方が対応していないと、これらの機能は働きません。ALLMに対応していないテレビでは、手順1の手動切り替えで代用します。

参考:HDMI公式:Auto Low Latency Mode

手順4:映像の追加処理を切る

ゲームモードにしても遅れが気になるときは、個別の処理を切っていきます。機種によって項目名は変わりますが、遅れにつながりやすいのは次のような処理です。

  • 動きの補間:「倍速」「なめらか」「モーション」などの名前。前後のフレームを見て間の映像を作るため、表示までの時間が伸びやすい
  • 超解像・精細感:解像感を上げる処理。映像を分析してから出す
  • ノイズリダクション:ノイズを減らす処理。複数フレームを参照するタイプは遅れにつながる
  • 自動画質調整・AI画質:場面を判別して設定を変える処理
  • 明るさセンサー連動:遅れというより見え方が変わる処理。暗部が見えにくいと感じるときに確認する

切る順番は、上から順で構いません。1項目ずつ切って、同じ場面で操作感を比べると違いが分かりやすくなります。まとめて切ると、どれが効いたのか分からなくなります。

音の遅れも忘れずに確認してください。映像を速くした結果、音だけ遅れて聞こえることがあります。テレビの設定に「音声ディレイ」「リップシンク」といった調整があれば、そこで合わせます。ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンで聞いている場合は、無線の伝送そのものに時間がかかるため、ゲーム中は有線に切り替えるのが確実です。詳しくはワイヤレスイヤホンの音が遅れるときの対処にまとめています。

それでも遅いと感じるとき

ここまで試しても変わらない場合は、原因がテレビの外にある可能性があります。切り分けの手順を挙げます。

別の表示機器につなぐ。手元にPCモニターやモバイルモニターがあれば、そちらにゲーム機をつないで同じ場面を操作します。遅れが消えるならテレビ側、変わらないならゲーム機やソフト側の問題です。

ゲーム機側の出力設定を見る。解像度を4Kに固定していると、ソフトによってはフレームレートが上がりません。解像度と滑らかさのどちらを優先するかを決めて設定し直します。

ソフト側の設定を見る。「パフォーマンス優先」「フレームレート優先」といったモードがあるソフトでは、そちらを選ぶと表示の間隔が短くなります。

画面が映らない・点滅する場合は別の原因。端子や信号フォーマットを変えた直後に映らなくなったときは、ケーブルや設定の組み合わせが原因のことがあります。モニターが映らないときの直し方の手順が、テレビでもそのまま使えます。

そのうえで残る遅れは、テレビ本体の性能による部分です。表示までの時間はメーカーが数値を公表していない機種も多く、同じ「ゲームモード」でも機種によって差があります。競技性の高いタイトルを中心に遊ぶなら、表示機器そのものを見直すほうが近道になります。

買い替えるならこれ

買い替えといっても、いきなりテレビを替える必要はありません。費用の小さい順に、ケーブル、モニター、テレビ本体という順番で検討します。ここではケーブルとモニターを、スペックを公式に確認できたものから挙げます。価格は2026年9月時点の目安で、変動します。

1位:エレコム DH-HD21E20BK2(2mの認証ケーブルで最初の1本に)

2mの認証ケーブルで最初の1本に

価格の目安
約5,000円
認証
ウルトラハイスピードHDMIケーブル認証
帯域
48Gbps
対応
8K/60Hz、4K/120Hz、eARC、ゲームモードVRR
長さ
約2m/コネクタ:HDMIタイプA

メーカー公表値では、最大8K/60Hzと4K/120Hzに対応する認証済みのウルトラハイスピードHDMIケーブルです。伝送帯域は48Gbps、eARCは192kHz/24bitの音声に対応し、ゲームモードVRRとDolby Vision、ダイナミックHDRへの対応も公表されています。三重シールドと金メッキコネクタを採用しています。長さ2mはテレビ台の中で取り回しやすい寸法で、ケーブルの規格が古くて120Hzが選べないという状態をまず解消したいときの選択肢です。

  • 認証:ウルトラハイスピードHDMIケーブル認証
  • 帯域:48Gbps
  • 対応:8K/60Hz、4K/120Hz、eARC、ゲームモードVRR
  • 長さ:約2m/コネクタ:HDMIタイプA
  • 価格の目安:約5,000円(2026年9月時点・メーカー希望小売価格は5,258円)

2位:サンワサプライ KM-HD20-U20(2mでシールドの厚い作り)

2mでシールドの厚い作り

価格の目安
約6,000円
認証
ULTRA HIGH SPEED HDMI認証プログラム合格品
帯域
最大48Gbps
対応
8K/60Hz、4K/120Hz、ゲームモードVRR、eARC
長さ
約2m

ULTRA HIGH SPEED HDMI認証プログラムの合格品で、最大48Gbps、8K/60Hzと4K/120Hzに対応するとメーカーが公表しています。ゲームモードVRRとeARCにも対応します。三重シールドと金メッキコネクタで、テレビ裏に電源タップや無線機器が密集している環境でも条件を落としにくい構造です。配線がごちゃついた場所を通すなら検討する価値があります。

  • 認証:ULTRA HIGH SPEED HDMI認証プログラム合格品
  • 帯域:最大48Gbps
  • 対応:8K/60Hz、4K/120Hz、ゲームモードVRR、eARC
  • 長さ:約2m
  • 価格の目安:約6,000円(2026年9月時点・メーカー直販価格は6,050円)

3位:エレコム DH-HD21E50BK2(5mでテレビから離れた設置に)

5mでテレビから離れた設置に

価格の目安
約8,500円
認証
ウルトラハイスピードHDMIケーブル認証
帯域
48Gbps
対応
8K/60Hz、4K/120Hz、eARC 192kHz/24bit、ゲームモー
長さ
約5m/三重シールド・金メッキコネクタ

1位と同じシリーズの5mです。認証済みで48Gbps、最大8K/60Hzと4K/120Hzに対応し、eARCは192kHz/24bit、ゲームモードVRRにも対応するとメーカーが公表しています。HDCP 2.3にも対応します。リビングのテレビは、ゲーム機をテレビ台に置けず、ソファ横や別のラックに置くことがあります。機器と画面が離れる配置で、長さが足りずに規格の古いケーブルを使い続けている場合の置き換え候補です。

  • 認証:ウルトラハイスピードHDMIケーブル認証
  • 帯域:48Gbps
  • 対応:8K/60Hz、4K/120Hz、eARC 192kHz/24bit、ゲームモードVRR
  • 長さ:約5m/三重シールド・金メッキコネクタ
  • 価格の目安:約8,500円(2026年9月時点・メーカー希望小売価格は8,547円)

4位:JAPANNEXT JN-IPS27G120U2(4K120Hz対応で3万円前後)

4K120Hz対応で3万円前後

価格の目安
約3万円
画面
27インチ IPS/3840×2160
表示速度
最大120Hz/応答速度1ms MPRT
入力
HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×2
その他
VRR・AdaptiveSync対応、HDR400相当、スピーカー2W×2
JAPANNEXT JN-IPS27G120U2の商品画像

36,980円楽天市場 10月1日時点

ひかりTVショッピング 楽天市場店

楽天市場で見る

27インチのIPSパネルで、4K(3840×2160)の120Hz表示に対応するとメーカーが公表しています。HDMI 2.1を2系統、DisplayPort 1.4を2系統備え、いずれも4K120Hzに対応。AdaptiveSync/FreeSyncとVRRへの対応、PS5での4K120Hz接続への対応も公表されています。2W×2のスピーカーを内蔵し、VESAは75×75mm。テレビの遅れが設定で下がりきらないときの、費用を抑えた乗り換え先として現実的な1台です。

  • 画面:27インチ IPS/3840×2160
  • リフレッシュレート:最大120Hz/応答速度1ms MPRT(100Hz以上で有効)
  • 入力:HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×2(いずれも4K120Hz対応)
  • その他:VRR・AdaptiveSync対応、HDR400相当、スピーカー2W×2
  • 価格の目安:約3万円(2026年9月時点・メーカー公式サイト価格29,480円)

5位:GIGABYTE M27U(4Kで160Hzまで伸ばせる上位機)

4Kで160Hzまで伸ばせる上位機

価格の目安
約5万5,000〜7万円(2026年9月時点)
画面
27インチ SS IPS/3840×2160
表示速度
最大160Hz/応答速度1ms MPRT
入力
HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C
その他
KVM機能あり
GIGABYTE M27Uの商品画像

82,250円楽天市場 10月1日時点

TalesStore 楽天市場店

楽天市場で見る

27インチのSS IPSパネルで解像度は3840×2160、最大リフレッシュレートは160Hzとメーカーが公表しています。HDMI 2.1を2系統備え、DSC有効時は4K144Hzの4:4:4に対応。DisplayPort 1.4(DSC)とUSB Type-C(18WのPower Delivery、Alternate Mode)も備え、KVM機能でPCとゲーム機の周辺機器を切り替えられます。テレビの置き換えだけでなくPCゲームでも高いフレームレートを狙う場合に向きます。

  • 画面:27インチ SS IPS/3840×2160
  • リフレッシュレート:最大160Hz/応答速度1ms MPRT
  • 入力:HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4(DSC)、USB Type-C(PD 18W)
  • その他:KVM機能あり
  • 価格の目安:約5万5,000〜7万円(2026年9月時点)

よくある質問

ゲームモードにすると画質が悪くなりますか?

画質が落ちるというより、加工が減ると表現するのが近いです。動きの補間や輪郭の強調が省かれるため、これまでより地味に見えることがあります。映画やドラマを観るときは元のモードに戻し、ゲームのときだけ切り替える使い分けが向いています。ALLM対応のテレビとゲーム機なら、この切り替えは自動で行われます。

HDMIケーブルを替えると遅延は減りますか?

ケーブル自体が信号を遅らせるわけではありません。ただし、4K120Hzのような帯域の広い信号は、対応していないケーブルでは通りません。120Hzで表示できれば1フレームの時間が半分になるため、結果として体感が変わります。ケーブルは「遅延を減らす部品」ではなく「条件を満たすための部品」と考えてください。

有機ELと液晶では遅延に差がありますか?

パネルの方式だけで決まるものではなく、機種ごとの映像処理の作り方に左右されます。表示までの時間を公表していないメーカーもあるため、カタログの数値だけで比べるのは難しいのが実情です。購入前に確認するなら、4K120Hz対応の端子数、ALLM・VRRへの対応、ゲーム向けの設定メニューの有無を見るほうが判断しやすくなります。

ALLMに対応していないテレビではどうすればいいですか?

手動でゲームモードに切り替えれば同じ状態を作れます。ALLMは切り替えを自動化する機能なので、非対応でも手順1と手順4の効果は得られます。入力ごとに映像モードが記憶される機種なら、ゲーム機をつないだ入力をゲームモードにしておけば、切り替えの手間はほとんどありません。

テレビとモニター、ゲームにはどちらが向いていますか?

画面の大きさと同時視聴のしやすさを取るならテレビ、表示の速さと机との距離を取るならモニターです。リビングで家族と遊ぶならテレビ、自室で1人用の環境を作るなら27インチ前後のモニターが扱いやすいサイズになります。同じ部屋で両方を使い分ける人もいます。

まとめ

テレビでゲームが遅れて感じるときは、映像モードを「ゲーム」に変えるところから始めます。次に、4K120Hzに対応した端子につなぎ替え、入力ごとの信号フォーマット設定を確認します。ALLMとVRRはテレビとゲーム機の両方が対応していれば有効にし、残った動きの補間や超解像は個別に切っていきます。

設定で下がりきらない分は、機器側の条件を整える番です。ケーブルが古くて120Hzが選べないなら認証品に交換し、テレビ本体の処理が原因なら4K120Hz対応のモニターへの置き換えが選択肢になります。順番に切り分けていけば、どこで時間がかかっているのかは見えてきます。回線側の遅れが疑わしいときはゲームがラグいときの直し方、ケーブルの規格を詳しく知りたいときはHDMIケーブルの選び方もあわせて確認してください。

ゲーム用のテレビは、HDMI 2.1の端子数で候補が絞れます。
→ ゲーム用テレビの選び方|4K120Hz・VRR・入力遅延の見方

コメント

タイトルとURLをコピーしました