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Web会議で「声が聞き取りづらい」と言われると、話の中身より先に音のことが気になってしまいます。ノートパソコンの内蔵マイクとスピーカーだけで乗り切ろうとすると、周囲の雑音を拾ったり、スピーカーの音がマイクに回り込んでエコーになったりと、うまくいかない場面が出てきます。
この記事では、2026年9月時点で国内で買える現行モデルを対象に、接続方式・マイクの位置・ミュートのしやすさ・片耳と両耳・装着感という観点でWeb会議向けのヘッドセット10製品を紹介します。スペックと価格はメーカー公式サイトと価格.comの掲載内容にもとづくもので、私たちが実機を評価した結果ではありません。
結論:在宅中心なら有線、動くなら無線
先に結論です。選び方は「会議中に席を立つかどうか」でほぼ決まります。
- 在宅で、机の前に座ったまま会議をする:USB接続の有線モデル。電池切れがなく、つないだ瞬間から使えて、音の遅れも気にしなくて済みます。ロジクール H390R やエレコム HS-HP30UBK のように、3千円前後から選べるのも利点です。
- 会議中に資料を取りに行く・オフィスと在宅を行き来する:Bluetoothのワイヤレスモデル。ロジクール Zone 300 は1万円前後、ロジクール Zone Vibe 100 やJabra Evolve2 65 Flex は2万円前後が目安です。
- 長時間の会議が続く・片方の耳で周囲の音も聞きたい:片耳タイプ。サンワサプライ MM-HSU12BK は約78g、エレコム HS-HP29UBK は38g(ケーブル除く)と軽量です。
- 周りの音がうるさい環境で集中したい:ノイズキャンセリング(ANC)つき。有線ならロジクール Zone Wired 2、無線ならJabra Evolve2 65 Flex が該当します。
内蔵マイクからの乗り換えでいちばん効くのは、高い製品を買うことではなくマイクを口元に近づけることです。予算が限られるなら、3千円台の有線USBヘッドセットから始めても改善します。
Web会議で失敗しやすい点
会議でよく起きるつまずきを整理しておきます。原因がわかると、必要な機能も絞り込めます。
エコー・ハウリングが起きる
パソコンのスピーカーから出た相手の声を自分のマイクが拾い直して送り返すと、相手側に自分の声が遅れて返ります。これがエコーです。ヘッドセットなら音が耳元だけで鳴るため、この回り込みが起きにくくなります。会議アプリ側のエコー除去機能も完全ではありません。
声が遠い・こもる
ノートパソコンの内蔵マイクは、口から離れた位置で声を拾います。距離があるほど、声より部屋の反響やキーボードの打鍵音の比率が上がります。アーム式のマイクは口元に近づけられるので、同じ声量でも相手に届く音がはっきりします。ワイヤレスを選ぶなら、連続通話時間が16時間以上あると会議が続く日でも安心です。
ミュートし忘れ・解除し忘れ
会議アプリ側のミュートボタンを探しているあいだに話し始めてしまう場面はよくあります。ヘッドセット側の物理ミュートや、アームを跳ね上げるとミュートになるタイプなら、手元の操作だけで切り替えられます。
会議アプリが別のデバイスを選んでいる
ヘッドセットをつないでも、アプリ側の入力・出力がパソコン内蔵のままだと音は改善しません。機材を買ったあとの設定確認までがセットです。手順は後半で説明します。
選び方(接続・マイク・ミュート・装着感)
接続方式:USB有線・3.5mm・Bluetooth
- USB有線(USB-A/USB-C):挿すだけで多くの製品がドライバー不要で認識されます。音の遅れや電池を気にしなくてよく、Web会議ではいちばん扱いが楽な方式です。パソコンの端子がUSB-Cのみなら、USB-C版があるかを見ておきます。
- 3.5mmプラグ:スマホと共用しやすい反面、パソコン側の端子がマイク入力に対応していないと声が入りません。Web会議が主目的ならUSBのほうが確実です。
- Bluetooth:席を立てるのが利点です。ゲーム用のような独自の2.4GHzドングル方式は会議用では少なく、多くは標準のBluetoothか、Jabra Link 380のような専用USBアダプターを使います。専用アダプター付属のモデルは、パソコン側のBluetoothの相性に左右されにくい構成です。
音楽用のワイヤレスイヤホンを流用すると、Bluetoothのハンズフリー通話モードに切り替わった瞬間に音質が落ちることがあります。イヤホン型を検討する場合はゲーミングイヤホンおすすめ記事でマイク付きモデルの条件を確認してみてください。
マイクの位置と集音
Web会議では、マイクの性能そのものより位置が効きます。確認したいのは次の2点です。
- アームの有無:ブームアーム式は口元に固定できます。ヘッドバンド内蔵のビームフォーミング式は見た目がすっきりしますが、口からの距離は遠くなります。
- マイクの数と指向性:複数のマイクで周囲の雑音と声を分離する製品が増えています。たとえばJabra Evolve2 40 SE は3本のデジタルMEMSマイク、ロジクール Zone 300 は2本のノイズキャンセリングマイクを搭載しているとメーカーが公表しています。
耳に届く音のノイズキャンセリング(ANC)は、相手に届く声には関係しません。「声が届かない」の対策はマイク側、「周りの音で集中できない」の対策がANC側と分けて考えます。
ミュートの方法
| 方式 | 操作 | 向いている人 |
|---|---|---|
| インラインコントローラー | ケーブル途中のスイッチを押す | 手元を見ずに押したい人。ロジクール H390R、サンワサプライ MM-HSU12BK など |
| ブームアーム跳ね上げ | マイクを上に上げるとミュート | 見た目で状態がわかるほうが安心な人。Jabra Evolve2 40 SE、ロジクール Zone Vibe 100 など |
| 本体ボタン | ハウジング側のボタンを押す | ワイヤレスで使う人 |
ミュート中かどうかを外から見せたい場合は、通話中に点灯するビジーライトつきのモデルが役に立ちます。Jabra Evolve2 シリーズは、この表示灯を内蔵しています。
片耳と両耳
両耳タイプは会議の音に集中しやすく、片耳タイプは家族の声やオフィスの呼びかけに気づきやすいという違いがあります。重さの差も大きく、両耳の180g前後に対し、片耳には40〜80g台の製品があります。
装着感と長時間の使用
イヤーパッドが耳を覆うオーバーイヤー型は遮音性が高く、耳の上に乗るオンイヤー型は蒸れにくい傾向があります。メガネをかけている人は、側圧の強いモデルだとフレームが当たることがあるため、重量とパッドの素材を見ておくとよいでしょう。長時間の使用で耳や頭に痛みが出る場合は、音量を下げる・こまめに外すなどの対応をとり、症状が続くようなら医療機関に相談してください。
より音質や定位を重視したい、ゲームにも兼用したいという場合はゲーミングヘッドセットのおすすめ記事もあわせて参考にしてください。
有線のおすすめ
価格は2026年9月時点の価格.comとメーカー公式の掲載価格をもとにした目安で、時期により変わります。
1位:ロジクール H390R(3千円台で内蔵マイクから乗り換えられる定番)
3千円台で内蔵マイクから乗り換えられる定
- 価格の目安
- 約3,400〜4,200円
- 接続
- USB-A、ケーブル長1.9m
- ドライバー
- 30mm
- マイク
- ノイズキャンセリング・可動式ブームアーム
- 操作
- ケーブル上のインラインコントローラーで音量・ミュート
USB-Aに挿すだけで使える有線ヘッドセットです。ノイズキャンセリングマイクを左側のアームに備え、使わないときはアームを上げて収納できます。ケーブル途中に音量とミュートのコントローラーがあり、会議中に手元だけで操作できます。まず1台目として選びやすい価格帯です。
- 接続:USB-A、ケーブル長1.9m
- ドライバー:30mm
- マイク:ノイズキャンセリング・可動式ブームアーム
- 操作:ケーブル上のインラインコントローラーで音量・ミュート
- 価格の目安:約3,400〜4,200円
2位:エレコム HS-HP30UBK(40mmドライバーの両耳USBタイプ)
40mmドライバーの両耳USBタイプ
- 価格の目安
- 約2,500〜4,000円
- 接続
- USB、ケーブル長約1.8m
- ドライバー
- 40mm
- マイク
- エレクトレットコンデンサー・ウィンドスクリーン付き・アーム長150mm
- 重量
- 182g(ケーブル除く)
両耳オーバーヘッド型のUSBヘッドセットです。直径40mmのドライバーを積んでおり、相手の声に加えて資料の動画音声なども聞きやすい構成です。マイクはエレクトレットコンデンサー方式で、アーム長は150mm、吹かれ音を抑えるウィンドスクリーンとミュート機能を備えます。
本体重量は182g(ケーブル除く)です。メーカー希望小売価格は8,701円(税込)ですが、実売はこれより低い水準で流通しています。
- 接続:USB、ケーブル長約1.8m
- ドライバー:40mm
- マイク:エレクトレットコンデンサー・ウィンドスクリーン付き・アーム長150mm
- 重量:182g(ケーブル除く)
- 価格の目安:約2,500〜4,000円
3位:Jabra Evolve2 40 SE(3マイクとビジーライトを備えた業務向け)
3マイクとビジーライトを備えた業務向け
- 価格の目安
- 約12,000〜15,000円
- 接続
- USB-A/USB-C(有線)
- スピーカー
- 40mm/感度117dB @1mW-1kHz
- マイク
- デジタルMEMS 3基・周波数帯域100Hz〜14kHz
- 重量
- ステレオ188g/168.5g
法人向けヘッドセットの定番シリーズです。デジタルMEMSマイクを3本搭載し、40mmのスピーカーを備えます。ブームアームを上げると自動でミュートになる仕組みで、操作のし忘れが起きにくい設計です。通話中は本体のビジーライトが点灯します。
Microsoft Teams認定モデル(MS版)と、ZoomなどのUC版があり、購入時に選びます。USB-AとUSB-Cの両方に対応するモデルが流通しています。
- 接続:USB-A/USB-C(有線)
- スピーカー:40mm/感度117dB @1mW-1kHz
- マイク:デジタルMEMS 3基・周波数帯域100Hz〜14kHz
- 重量:ステレオ188g(ケーブル込み)/168.5g(ケーブル除く)
- その他:ブーム連動の自動ミュート、ビジーライト、保証2年
- 価格の目安:約12,000〜15,000円
4位:ロジクール Zone Wired 2(ANC搭載で3系統の接続に対応した有線)
ANC搭載で3系統の接続に対応した有線
- 価格の目安
- 約18,000〜20,000円
- 接続
- USB-C/USB-A/3.5mmアナログ
- ノイズキャン
- ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング
- ドライバー
- 40mm(専用チューニング)
- マイク
- AIノイズキャンセリングマイク
有線ながらハイブリッド式のアクティブノイズキャンセリングを備え、周囲の騒音を抑えて会議に集中できる構成です。接続はUSB-C、USB-A、3.5mmアナログの3系統に対応し、パソコンとスマホを行き来しやすくなっています。マイクはAIによるノイズ除去つきです。
専用アプリ「Logi Tune」から、ANCのモード、サイドトーン(自分の声の返し)、マイクレベル、イコライザーを調整できます。
- 接続:USB-C/USB-A/3.5mmアナログ
- ノイズキャンセリング:ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング
- ドライバー:40mm(専用チューニング)
- マイク:AIノイズキャンセリングマイク
- 対応ソフト:Logi Tune(ANC・サイドトーン・EQ調整)
- 価格の目安:約18,000〜20,000円
ワイヤレスのおすすめ
5位:ロジクール Zone 300(1万円前後で選べるBluetoothモデル)
1万円前後で選べるBluetoothモデ
- 価格の目安
- 約9,800〜11,000円
- 接続
- Bluetooth/通信範囲30m
- マイク
- デュアルノイズキャンセリングマイク
- 重量
- 122g
- 電池
- 再生最大20時間/通話最大16時間、5分充電で最大1時間の通話
Bluetooth接続のワイヤレスヘッドセットです。最大6台までペアリングでき、うち2台と同時接続できるマルチポイントに対応するため、パソコンとスマホを同時につないだままにできます。接続範囲は30mと公表されています。
マイクは2基のノイズキャンセリング仕様で、背景の音を抑えるアルゴリズムを調整できます。重量122g、連続再生は最大20時間、通話は最大16時間で、5分の充電で最大1時間の通話ができる急速充電にも対応します。
- 接続:Bluetooth(最大6台ペアリング・2台同時接続)/通信範囲30m
- マイク:デュアルノイズキャンセリングマイク
- 重量:122g
- 電池:再生最大20時間/通話最大16時間、5分充電で最大1時間の通話
- 価格の目安:約9,800〜11,000円
6位:ロジクール Zone Vibe 100(跳ね上げミュートのブームマイク搭載)
跳ね上げミュートのブームマイク搭載
- 価格の目安
- 約16,200〜19,800円
- 接続
- Bluetooth(マルチポイント対応)
- マイク
- ノイズキャンセリングブームマイク(跳ね上げでミュート)
- ドライバー
- 40mm
- 電池
- 再生最大20時間/通話最大18時間、5分充電で最大1時間の再生
ノイズキャンセリングのブームマイクを備えたBluetoothモデルです。マイクを上に跳ね上げるとミュートになるため、状態が見た目でわかります。マルチポイントに対応し、40mmのスピーカードライバーを搭載します。
連続再生は最大20時間、通話は最大18時間で、5分の充電で最大1時間の再生ができます。イヤーパッドにはメモリーフォームとソフトなニット生地が使われ、左右のハウジングのボタンで再生・通話・音量・ペアリングを操作できます。
- 接続:Bluetooth(マルチポイント対応)
- マイク:ノイズキャンセリングブームマイク(跳ね上げでミュート)
- ドライバー:40mm
- 電池:再生最大20時間/通話最大18時間、5分充電で最大1時間の再生
- 価格の目安:約16,200〜19,800円
7位:Jabra Evolve2 65 Flex(折りたためるANC付きで持ち運びやすい)
折りたためるANC付きで持ち運びやすい
- 価格の目安
- 約25,900〜33,000円
- 接続
- Bluetooth 5.2/USB-AまたはUSB-CのJabra Link 3
- ノイズキャン
- ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング
- スピーカー
- 28mmカスタムスピーカー
- マイク
- 6基(アナログ2基・デジタル4基)
Bluetooth 5.2に対応し、専用アダプターのJabra Link 380と組み合わせて使えるワイヤレスモデルです。ハイブリッド式のアクティブノイズキャンセリングを備え、28mmのカスタムスピーカーと6基のマイク(アナログ2基・デジタル4基)を搭載します。
ヘッドバンドが折りたたみ式で、約108mm×225mm×155mmまで小さくなります。重量は136gと軽く、オフィスと自宅を行き来する使い方に向いた構成です。電池はANCオンで最大21時間、ANCオフの音楽再生で最大32時間。USB-C充電のほか、ワイヤレス充電に対応するモデルもあります。360度から見えるビジーライトとミュート機能付きのブームアームも備えます。
- 接続:Bluetooth 5.2/USB-AまたはUSB-CのJabra Link 380アダプター/最大8台ペアリング・通信範囲30m
- ノイズキャンセリング:ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング
- スピーカー:28mmカスタムスピーカー
- マイク:6基(アナログ2基・デジタル4基)
- 重量:136g/折りたたみ時 約108×225×155mm
- 電池:ANCオンで最大21時間、ANCオフの音楽再生で最大32時間
- 価格の目安:約25,900〜33,000円
片耳タイプのおすすめ
片耳タイプは、会議の声を聞きながら周囲の状況も把握したい人に向きます。重量が軽く、頭への圧迫も少なくなります。
8位:サンワサプライ MM-HSU12BK(約78gの片耳USBヘッドセット)
約78gの片耳USBヘッドセット
- 価格の目安
- 約2,600〜4,800円
- 接続
- USB-A、ケーブル長約1.8m±0.2m
- 形状
- 片耳オーバーヘッド(モノラル)・左右付け替え可
- ドライバー
- 30mm
- マイク
- コンデンサータイプ・双指向性
コールセンターなどでの長時間使用を想定した片耳モノラルのUSBヘッドセットです。ケーブル込みで約78gと軽く、左右どちらの耳にも付け替えられます。マイクは双指向性のコンデンサータイプです。
手元のスイッチでマイクのミュートと音量調節ができ、USBポートに挿すだけでWindows・macOS・Chrome OSに対応します。
- 接続:USB-A(USB2.0/1.1対応)、ケーブル長約1.8m±0.2m
- 形状:片耳オーバーヘッド(モノラル)・左右付け替え可
- ドライバー:30mm
- マイク:コンデンサータイプ・双指向性
- 重量:約78g(ケーブル含む)
- 価格の目安:約2,600〜4,800円
9位:エレコム HS-HP29UBK(38gの軽量片耳モデル)
38gの軽量片耳モデル
- 価格の目安
- 約2,400〜6,300円
- 接続
- USB、ケーブル長約1.8m
- 形状
- 片耳オーバーヘッド(モノラル・左右両用)
- ドライバー
- 30mm
- マイク
- エレクトレットコンデンサー・無指向性・ウィンドスクリーン付き
片耳オーバーヘッド型で、ケーブルを除く重量が38gという軽さが特徴です。左右どちらの耳でも使え、メタル素材のヘッドバンドでサイズを調整できます。マイクは無指向性のエレクトレットコンデンサー方式で、ウィンドスクリーンが付き、アームは柔軟に曲げられます。
インラインコントローラーで音量とミュートを操作でき、クリップで衣服に留められます。30mmのダイナミックドライバーを新開発したとメーカーが説明しています。
- 接続:USB、ケーブル長約1.8m
- 形状:片耳オーバーヘッド(モノラル・左右両用)
- ドライバー:30mm
- マイク:エレクトレットコンデンサー・無指向性・ウィンドスクリーン付き
- 重量:38g(ケーブル除く)
- 価格の目安:約2,400〜6,300円
10位:Jabra Evolve2 30 SE Mono(片耳でビジーライトも欲しいとき)
片耳でビジーライトも欲しいとき
- 価格の目安
- 約6,400〜10,300円
- 接続
- USB-A/USB-C、ケーブル長1.5m
- スピーカー
- 28mm/感度115dB @1mW-1kHz
- マイク
- アナログMEMS 1基+アナログECM 1基
- 重量
- モノラル92g(ケーブル込み)/69g(ケーブル除く)
Evolve2シリーズの中で価格を抑えたモデルの片耳版です。28mmのスピーカーを備え、マイクはアナログMEMSとアナログECMを1基ずつ搭載します。通話中に自動で点灯するビジーライトを内蔵しており、同じ空間にいる人へ会議中だと示せます。
重量はモノラルでケーブル込み92g、ケーブルを除くと69g。ヘッドバンドとスライダーには補強された鋼材が使われています。Microsoft Teams認定モデルのほか、Cisco・Mitel・Avaya・Zoom・Google MeetといったUCプラットフォームの認定も取得しています。
- 接続:USB-A/USB-C、ケーブル長1.5m
- スピーカー:28mm/感度115dB @1mW-1kHz
- マイク:アナログMEMS 1基+アナログECM 1基
- 重量:モノラル92g(ケーブル込み)/69g(ケーブル除く)
- その他:ビジーライト内蔵、保証2年
- 価格の目安:約6,400〜10,300円
会議前の確認手順
ヘッドセットを買ったら、会議が始まる前に入出力の設定を確かめておきます。ここでつまずくと、機材を変えても症状が変わりません。
手順1:パソコン側の出力と入力を切り替える
Windowsでは「設定>システム>サウンド」を開き、出力デバイスと入力デバイスの両方でヘッドセットの名前を選びます。つないだ直後に自動で選ばれる場合と、内蔵スピーカーのままになる場合があります。一覧に出てこないときは「設定>システム>サウンド>詳細設定>その他のサウンド設定」で、無効になっているデバイスがないかを確認します。
Macでは「システム設定>サウンド」の出力・入力タブで同様に選びます。
手順2:マイクが声を拾っているか確かめる
入力デバイスを選んだら、実際に声を出して入力レベルのメーターが動くかを見ます。動かない場合は、ヘッドセット側のミュートスイッチが入っている、ブームアームが上がったままになっている、といった単純な原因が多くを占めます。
ブラウザだけで手早く確かめたい場合は、当サイトのマイクテストのページで入力レベルと録音した声を確認できます。相手にどう届くかを自分の耳で聞けるので、会議アプリを立ち上げる前のチェックに向いています。
手順3:会議アプリ側でもデバイスを選ぶ
パソコンの設定とは別に、会議アプリが独自にデバイスを覚えています。Google Meetでは「Google Meet の設定」から「音声と動画の設定」を開き、マイクとスピーカーを選びます。ZoomやMicrosoft Teamsにも同様のオーディオ設定があります。ここを内蔵マイクのままにしていると、相手に届く声は変わりません。
手順4:ワイヤレスなら電池と接続を確認する
ワイヤレスモデルを使うなら、会議前に残量を見ておきます。マルチポイント対応のモデルは、スマホ側とつながったままになっていてパソコンの音声が流れない、ということが起こります。会議の直前にパソコンと接続されているかを確かめ、必要ならスマホ側の接続を切っておくと安全です。
片側だけ音が出ない、音が途切れるといった症状が出たときは、片方だけ聞こえないときの対処法の手順が有線・無線のどちらにも使えます。
よくある質問
ヘッドセットとスピーカーフォン、どちらがよいですか
一人で参加するならヘッドセットが扱いやすい選択です。耳元で音が鳴るのでエコーが起きにくく、マイクも口元に近づけられます。会議室で複数人が同じ端末を囲む場合は、全員の声を拾えるスピーカーフォンが向きます。
ゲーミングヘッドセットをWeb会議に使えますか
使えます。アーム式マイクを備えた製品が多く、声の届き方は会議用と同じ考え方が通用します。ただし見た目が派手なモデルや重量が300g前後のモデルもあるため、仕事で使うなら落ち着いた色とサイズを選ぶとよいでしょう。候補はゲーミングヘッドセットのおすすめ記事にまとめています。
USB-Cのパソコンでも使えますか
USB-A端子しかない製品は、そのままでは挿せません。USB-C版が用意されているか(ロジクールならH390RC)、USB-AとUSB-Cの両方に対応しているかを購入前に確認してください。変換アダプターで動く場合も多いものの、メーカーが動作を保証しているとは限りません。
ノイズキャンセリングは会議に必要ですか
相手に届く声の品質には直接関係しません。ANCは自分の耳に入る周囲の音を減らす機能で、生活音がある環境で集中したい場合に役立ちます。声を届けることが目的なら、ANCより先にマイクの位置と本数を見るほうが効果的です。
3千円台の製品でも十分ですか
内蔵マイクからの乗り換えという意味では、3千円台のUSBヘッドセットでも改善は見込めます。価格が上がって得られるのは、ANC・ワイヤレス・マイクの本数・装着感・認定(Teams/Zoom)といった要素です。静かな部屋で会議の本数が少ないなら、低価格帯から始めるのが現実的です。
まとめ
Web会議用のヘッドセットは、席を立つかどうかで有線と無線を分け、そのうえでマイクの位置・ミュートの操作系・重さを見ると選びやすくなります。
- まず1台目:ロジクール H390R、エレコム HS-HP30UBK。3千円前後で内蔵マイクからの乗り換えができます
- 業務で毎日使う:Jabra Evolve2 40 SE。3マイク、自動ミュート、ビジーライトを備えます
- 静かな環境を作りたい:ロジクール Zone Wired 2(有線ANC)、Jabra Evolve2 65 Flex(無線ANC)
- ワイヤレスを手頃に:ロジクール Zone 300。1万円前後でマルチポイントに対応します
- 軽さ重視・周囲の音も聞きたい:サンワサプライ MM-HSU12BK、エレコム HS-HP29UBK、Jabra Evolve2 30 SE Mono
機材を選んだあとは、パソコン側と会議アプリ側の両方で入出力デバイスを切り替えるところまで一度やっておくと、当日あわてずに済みます。声が届いているかはマイクテストのページで事前に確かめられます。なお価格は2026年9月時点の目安で、実際の販売価格は変動します。
ノイズキャンセリングやコーデックなど、用語の意味から知りたい場合はこちらへ。
→ ワイヤレスイヤホンの用語と選び方|NC・コーデック・マルチポイント
つながらないときは、登録を消してやり直すのが早いことが多いです。
→ Bluetoothがつながらないときの直し方|スマホ・PC別
音が動画とズレるときの対処はこちらにまとめています。
→ ワイヤレスイヤホンの音が遅れるときの対処|動画とズレる原因
骨伝導イヤホンを考えている場合は、音漏れや低音の弱さなど、買う前に知っておきたい点をまとめています。
→ 骨伝導イヤホンのデメリット|音漏れ・低音・振動で後悔しやすい人


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